昨日は一日中、居間から動こうとしなかった。食事の量もわずかだ。早朝、水を口にふくませようとしたけれど、拒否。貼り薬の3度目の交換も拒否する。やはり、救急車を呼ぶしかないなと考えた時、『お水を下さい』と、男の声が聞えた。父だ。『おいしいなあ』と、つぶやく父は笑顔だ。嬉しくなって、父に一握りの炊き立てご飯を茶碗によそい、卵の黄身とお醤油をかけて、どう?と、訊いたら、それは拒否。しかし、湿布薬は二枚とも交換できた。母はそれじゃあと、父が拒んだ卵の黄身ご飯を即、たいらげた。
母の食欲は見事である。今週月曜日から、母の血糖値を測定しているが、初日は178だったが、火曜は279、水曜は298と上昇をつづけ、木曜日はついに366。大変な事態だなと感じた。だが、「私はインシュリン注射しているから、食事制限はゴメンだわ。そのために、死んだって、かまわないから」と、あくまで強気の患者である。しかし、金曜日の血糖値は268だった。安堵する数字ではないけれど、上昇カーブがやや下降・・・それだけで、世話人はひとまず、ホッ。
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年末に飾った花、他の花は
枯れたのに、ユリだけ満開