ここ数日、女子バレーボールやフィギュアスケートやテニスや駅伝とスポーツ観戦についつい、時間を消費してしまう。大型テレビの前にはソファや安楽椅子があるから、睡眠導入剤完備である。午後はジムへ行って、ボディメイクヨガに参加するつもりでいたが、アッと気がついたときには時間切れだった。
そこで、いい運動を思いついた。この一年かけて作陶した器をもう一つのマンションへ運ぶことだ。運びやすいよう、ミカンの空き箱に器を詰めていった。およそ半分の器で満杯になった。我が家からおよそ3分ほどの距離を歩く。ミカン箱を持ち上げたところ、ま、たいした重さではない。ところが、歩いていると、どんどん重量が増してくる。箱の両脇には楕円形の穴が開いており、持ちやすい構造になっている。と、油断したのがいけなかった。穴にかかる指が痛い。恐ろしく痛い。底から持ち上げて、ヨロヨロ歩いた。
以前には、座卓を別宅へと運んでいる時、その重さに閉口した。「秋の手作り市場」に備えた運搬作業の教訓は、重さは移動するうちに増加するってことだ。自宅でヒョイと持ち上げた時に感じる軽さはどこへいっちゃうんだろうか。たった3分程度の距離でも、自宅と別宅の間は遠い。果てしなく遠い。帰宅途中、アムネスティの釈放を求める葉書をポストに投函した。
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乾燥した紫陽花や唐辛子を籠に盛る
秋の手作り市場は11月26日に開催!