父と母は疲れていないだろうか・・・と、心配していたけれど、二人は大丈夫だよと言って、トボトボと歩く。父も母もいつのまにか老いて、颯爽と歩いていた時代の面影はない。そういう私だって、歩き疲れたかんじだ。昨日、ジムで受けたピラティスの影響か、あちこちが筋肉痛だ。二の腕の裏側や太ももの裏側が一番痛い。
小さなさくらんぼがなる桜の木の下のベンチで、お弁当をひろげた。美味しくて、ばくばくと食べた。ベンチの廻りは八重桜やはなみずきが満開で、お昼時には噴水がシャワシャワと水しぶきをあげていた。久しぶりに訪れた憲政公園。車でなく、歩いてきたのは初めてだ。皇居もすぐ目の前で、新緑が目にまばゆい。公園沿いの道端につくしも見つけて、摘んだ。明朝の味噌汁の具にするつもりだ。
今年の花の季節は息子夫婦に赤ちゃんが産まれ、その1ヶ月前には、姪にも赤ちゃんが誕生・・・そうなると、お互いの赤ちゃんたちの写真が泣き顔も、おすまし顔もパソコンや、携帯経由でとびかった。これはめっぽう面白い作業だったけれど、私の目はヘトヘトにくたびれていたようだ。それだけに、高層ビルや、皇居のお堀や、木々の緑を抜ける春の風は心地よく、生き返った気がした。
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遠くにビルや皇居の堀が見えるはなみずきの
憲政公園は国会議事堂の近くにあります。
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公園で拾った八重桜の花びらを塩漬けにして、
炊いたご飯は薄桃色で、美味しかったですよ。