大賀ハス/2018
2000年前の花咲く 昭和26年(1951)3月30日、千葉市内の東京帝大検見川厚生農場の泥炭層から、約2000年前の古ハスの実が発見されました。
発見者は岡山市出身の植物学者・大賀一郎博士で、博士は3粒発見された実のうち1粒の発芽に成功、翌年7月18日に見事に大輪の花を咲かせました。このニュースは国内外に報道され、この年11月17日付米国ライフ誌にも掲載されています。
ハスは博士の姓を採って「大賀ハス」と名づけられました。
ハスの実の発見地となった農場は現在東大検見川総合運動場となっています。
発見地の近くにはハス池が作られ、6月から7月には大賀ハスが可憐な淡紅色の花を咲かせ、訪れる人の目を楽しませています。