オオムラサキ-2015
1957年日本昆虫学会で国蝶に選定され
自然環境を測定する目安になる指標昆虫の一つ「オオムラサキ」
オオムラサキは、昭和32年に日本昆虫学会において、世界に誇る日本の代表的な、格調高い華麗な蝶として国蝶に決まりました。オオムラサキは、羽を広げると10センチ以上になる大型のタテハ蝶で、雄は羽の表側が美しい紫色に輝き、雌ではこの紫色の輝きがありません。 成虫は6月下旬~7月下旬にかけて羽化し、国内では北海道から本州、四国、九州に、国外では中国、ベトナム、台湾、朝鮮半島に分布しています。
昭和31年(1956年)オオムラサキの記念切手が発行。昭和32年(1957年)日本昆虫学会で国蝶に選定されました。勇ましく、堂々としていて、華麗(気品のある美しさを持っている)である事と日本中に分布していることが理由にあげられています。 現在、環境庁では自然環境を測定する目安になる指標昆虫の一つにオオムラサキを選んでいます。