定数削減より、「320億円の政党助成金を削るほうがよいにきまっている。
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野田首相「国民に負担をかけるので、議員も身を削ること必要だ」といって、国会議員定数削減を自民党に迫り衆議員解散の具にしました。「身を削る」なら320億円の政党助成金を削るほうがよいにきまっている。定数40削減してもせいぜい30億円。定数削減で民意を削る本当の狙いなんだ?
元自由法曹団団長坂本修弁護士は「国会議員定数削減と私たちの選択」でこう述べている。「彼らが議員定数削減をねらう第一の動機は、1994年の小選挙区導入でうまく築き上げたと思った二大政党制が今、足元から揺らぎ始めたこと。このピンチを乗り切るために劇薬として単純小選挙区制に近づけたいと考えていること。第二の動機は当面する矛盾の反動的な「克服」策に止まらず、反動攻勢に打って出てかねてから財界が描いてきた「青写真に」にもとづく強権的・”懐憲”的「国家改造」を行ってしまおうということです」と。
品位なき国会、頼りにならない政治、逆手にとった「定数削減」
こんな手にだまされてたまるか!
人口比の議員数、日本最低。「やらない」と言った「消費税増税」に「政治生命をかける」といい、「やる」といった後期高齢者医療制度の「廃止」は「実質継続」。地に落ちる議員の信頼。「うそつくな!こんな議員もうごめんだ」の国民の怒りを逆手にとっての「議員定数削減」。こんな手にだまされてたまるか。