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八峰町にある漁協をたずねた。年間の漁獲高は38億円、大半はハタハタとのこと。最近は燃油が高騰して、1リッター当たり30円が3倍の90円にもなっているという。全国一斉休漁で抗議行動にも参加、国や県にも救済を要望しているとのこと。つくる(育てる)漁業にもとりくんできたが、太平洋側のように入江も無く、日本海にむき出しなのでなかなかうまくいかなかった。おまけに魚価の低迷、北欧ノルウエーなどにおされ、漁業は大ビンチとのこと。
秋田県の資料よれば、漁業従事者の6割は60才以上、50才以上では八割を超える。平成16年から20年までの5年間だけでも、船外機は1058隻から773隻へ3割も減ってしまった。3トン未満の動力船も208隻から147隻とこれまた3割減だ。乱獲して育てる漁業になつていなかった事が今日の事態を生み出してしまったのではないかとの漁業協の方のお話しには、今後の漁業振興策を検討する上でも教訓としなければならないことのように思いました。
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