2人のために
2人にだけに
この星は回っていたのだろう
そんな瞬間は必ずある
そんな思いは
地球の自転とともに
オブラートに包まれていく
だが、消えることはないのです
裸の心のままなら
どんなに美しいことか。それは花鳥風月。
あなたを乗せて
自転車漕いだ
真夜中の純情商店街
生温かい夜の風を切りながら
どこまでも青く
真っ直ぐなその心は
きっとどこまでも真っ直ぐだ
キミのぬくもりを感じながら
がむしゃらに漕ぐ。漕ぐ。
耳元できこえた吐息
今はもうはるか遠く、、、、
たしかにキミはそばにいた
あれは幻だったのかな
幻の夢を抱いて
今夜も
汗とはちがう水が滴る
キミは光
眩しくて
ぼんやりとしたまつ毛
はっきりとわかる輪郭
たしかにキミはいた
桜木のした
あの頃の僕が
涙ためてにらむのでした
いつまでも
いつまでも
いつまでもなんて
簡単に言えたあの日に
もどりたい
儚いその幻影は
月の明かりで目が覚めた
もうあの頃には
戻れない
肌さむい秋のはじまりに
街は静かに眠るのでした
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