想像ラジオ

こんにちは、家具のよろこび福山です。



いとうせいこうさんの小説「想像ラジオ」を読みました。





東日本大震災で被害に遭った人

ボランティアに参加した人をテーマにした作品。



木の上に体が引っかかった主人公DJアークが

人々の頭の中に直接語りかける想像ラジオ番組を行っているところから話が始まります。



「時間も場所も関係ない」ラジオ番組と言う事で

番組中に掛かる局も「自分はこれを掛けてるつもりだけど、

リスナーの頭の中では違う曲が鳴ってる」と言った感じで

送り手よりも受け手に委ねられている部分が大きいのが特徴。



始めは「何のこっちゃ？」って感じの作品ですが

読み進めて行くうちに番組の設定が段々と分かって来て

いかに「声なき声」が沢山あったのかと考えさせられる作品です。




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