旅の思い出

記憶遺産を作っていきたいです。

南アフリカ その10(2020/2) ロベン島 - ネルソン•マンデラ氏が収監されていた収容所の見学

2021-01-08 21:39:00 | 日記
「ロベン島(世界遺産)」
ロベン島はケープタウンから約12kmの沖合のテーブル湾にあります。
別名 監獄島 と言われています。 

ネルソン•マンデラ氏
(1918 - 2013)

共和国時代の1948年にアパルトヘイト(人種隔離と差別の制度)が法制化されると、抵抗する多くの黒人活動家が政治犯として捕えられ収監された強制収容所があります。

アフリカ共和国初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ氏も政治犯として18年間にわたり 収監されていました。

他の強制収容所の収監も合わせると27年間になります。

マンデラ氏の統合が長期化すると、南アフリカだけでなく世界中の人々が彼の釈放を求めるようになります。

国の内外の圧力に押されて、南アフリカ国民党政府はアパルトヘイトの撤廃を決断し、1990年ついにマンデラ氏は釈放されました。翌年の1991年には法律は廃止されます。

1994年に全人種による総選挙が行われ、マンデラ氏が第8代大統領に就任し、全人種の融和を推し進めます。

アパルトヘイトと闘い自由を叫び続けたマンデラ氏の言葉からは、多様な民族が存在する南アフリカという国で、国民全員(白人も非白人も)の自由を実現するための強い意志があります。



南アフリカ共和国の国旗

1994年の大統領就任演説で「異なる色が重なり輝く虹のように、多数の人種が融和する国造りを」という願いを込めて、レインボーネーション(虹の国)と言い表しました。

1994年にデザインされた南アフリカ共和国の国旗はマンデラ氏の言葉からレインボーフラッグと呼ばれています。



出発




美しい景色のなかを進みます






出発して30分程で到着です
(web公開の許可を得ています)



到着してのすぐの建物
お土産店も入っています


当時 囚人を運んだ船が展示されています


強制収容所は政府の管理下、博物館として一般公開されています



金網がはられた敷地へと


中から
外へ出るのは厳しい金網の柵があります


当時の様子の掲示板
「FREEDOM」と書かれています



強制収容所の建物



説明を受けた後
中の様子を見学


個室
この様な部屋で自由と民主主義への希望を失なわず戦ったきたという事実が信じられないくらいでした。
( 個室をもらえるのはまだ良い方との事)



中庭の様な広いスペース



ここでも説明が


当時の石割りの重労働の様子



青い空と紺碧の海に囲まれたロベン島
その歴史は厳しいものがありました


参考:wikipedia, nikkei.no, ide.go.jp






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