豪東部の森林火災、シドニー中心部から15キロ以内に迫る
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豪シドニーから北に約600キロ離れたナナグレン近くの農地で、森林火災の様子を見守る住民たち(2019年11月12日撮影)。(c)WILLIAM WEST / AFP
【11月12日 AFP】オーストラリア東部で続く森林火災は12日、最大都市シドニーの中心部から約15キロ以内に到達した。シドニー北部郊外では、消防隊が航空機で森林や住宅街の上空から赤色の難燃剤を散布する対応に追われた。
当局によると、シドニー郊外で火災が発生し、1件を鎮火したが、もう1件は制御不能の状態だという。
住宅を守るために消防隊が出動しているが、ニューサウスウェールズ(New South Wales)州の地方消防局(RFS)は住民に、「火は急速に拡大している」「家屋が危険にさらされている」と警告した。
ターラマラで家屋が燃えた被害は、これまでのところ報告されていない。(c)AFP
イスラエル軍、パレスチナ武装勢力の司令官殺害 ロケット弾発射の報復招く
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パレスチナ自治区ガザ市で、イスラエルによる攻撃を受けて立ち上る煙(2019年11月12日撮影)。(c)AFP/BASHAR TALEB
【11月12日 AFP】(更新)イスラエル軍は12日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)にあるイスラム過激派組織「イスラム聖戦(Islamic Jihad)」の司令官の自宅を攻撃し、この司令官を殺害した。これを受けてガザ地区からは、報復としてロケット弾が発射され、情勢の悪化が懸念されている。
イスラム聖戦の軍事部門は、バハ・アブ・アタ(Baha Abu Al-Ata)司令官(42)がガザ市内で死亡したと発表。イスラエルはこれに先立ち、同司令官を標的にした攻撃を実施したと認めていた。今回の攻撃により、同司令官の妻も殺害されたという。
イスラエル軍によると、今回の攻撃を受けて、ロケット弾がガザ地区から同国へ向けて「相当な規模」で発射された。イスラエルの一部地域では空襲警報のサイレンが鳴り響いたという。ただ、犠牲者や被害が出たかどうかは不明。
イスラエル軍報道官は「われわれは数日間の戦闘に備えている」と述べた。(c)AFP
表情豊かな羅漢像に癒されよう 悠久の歴史誇る霊岩寺をゆく 中国・山東省
【11月12日 Xinhua News】中国山東省(Shandong)済南市(Jinan)長清区(Changqing)の万徳鎮(Wande)にある霊岩寺は、千年以上の歴史を持ち、文化遺産(石碑や宮殿などの遺跡部分)と自然遺産からなる世界複合遺産、「泰山」の一部になっている。
同寺の千仏殿に安置されている色鮮やかな羅漢像40体は、精巧な作りで生き生きとした姿を見せている。このうち32体は北宋の治平3年(1066年)に造られ、残りの8体は明の万暦年間(1573~1620年)に補われたものだという。塑像の制作には写実性を追求することが重要視され、それぞれの羅漢の個性と特徴を表現し、内面世界を描き出すことに重きが置かれた。清末民初の政治家、歴史学者、文学者、梁啓超(Liang Qichao)に「国内屈指の塑像」と称えられた羅漢像40体は、現在も完全な状態で保存されている。(c)Xinhua News/AFPBB News
彭麗媛夫人、ギリシャのベナキ博物館を見学
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ギリシャのパブロプロス大統領の夫人、ブラシア氏の案内で、アテネ市中心部にあるベナキ博物館を見学する彭麗媛氏(右から2人目、2019年11月11日撮影)。(c)Xinhua News
【11月12日 Xinhua News】中国の習近平(Xi Jinping)国家主席の夫人、彭麗媛(Peng Liyuan)氏は現地時間11日午前、ギリシャのプロコピス・パヴロプロス(Prokopis Pavlopoulos)大統領の夫人、ブラシア氏の案内で、アテネ市中心部にあるベナキ博物館を見学した。(c)Xinhua News/AFPBB News
MLB新人王ア・リーグはアルバレス、ナ・リーグは本塁打王アロンソ
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米大リーグ(MLB)、ヒューストン・アストロズのヨルダン・アルバレス(左)とニューヨーク・メッツのピート・アロンソ(2019年11月12日作成)。(c)Steven Ryan/ELSA/Getty Images/AFP
【11月12日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は11日、2019年シーズンの新人王を発表し、ア・リーグはヒューストン・アストロズ(Houston Astros)のヨルダン・アルバレス(Yordan Alvarez)、ナ・リーグはニューヨーク・メッツ(New York Mets)のピート・アロンソ(Pete Alonso)がそれぞれ選出された。
キューバ出身で22歳のアルバレスは、今季87試合に出場して打率.313、27本塁打、78打点を記録し、アストロズがナ・リーグに所属していた1991年のジェフ・バグウェル(Jeff Bagwell)氏と2015年のカルロス・コレア(Carlos Correa)続き、球団史上3人目の新人王に輝いた。満票での選出はア・リーグでは史上11人目の快挙となった。
アストロズのA.J.ヒンチ(A.J.Hinch)監督は、「アルバレスにとっては、なんと素晴らしい一年であり、成績が評価されたことか」「これ以上望めないくらい、彼は全力を尽くしてくれた。チームで圧倒的な存在感を示してくれたことは、否定のしようがない」と称賛した。
「彼が大リーグ昇格によく対応し、すぐに結果を出し、大きな注目を集め、チームメートとして素晴らしい振る舞いをしたことを誇りに思う。この栄誉に最高にふさわしい」
アルバレスは最初の45試合で打点51を挙げるというMLB最速記録を樹立したほか、長打数でもルーキートップの53本をマークした。
一方、30人中29人の1位票を獲得したアロンソは、本塁打53本でルーキー史上初の本塁打王となった。また、この数字は昨季ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)が樹立したルーキー最多記録の52本を更新した。
24歳のアロンソは今季打率.260、打点120、二塁打30本を記録。本塁打数では、1996年のトッド・ハンドリー(Todd Hundley)氏と2006年のカルロス・ベルトラン(Carlos Beltran)氏の41本を抜いて、メッツのシーズン最多記録を更新した。(c)AFP
*上記はAFPBBNEWSの記事から引用しました。
*今日の一言
がん治療で脱毛、患者の心もケア 乳がん経験の美容師が心を支える。
田尻さんは、夫の敏信さんと同市明石町で美容室「T&T」を経営する。胸のしこりに気付いたのは2011年2月。市内の病院で検査したところ、乳がんと診断され、リンパへの転移も判明した。
抗がん剤治療の開始に当たり、「髪が抜けるので医療用ウィッグを用意してください」と医師に言われ、市販のウィッグを購入した。投与から2週間で髪が抜け始め、さらに1週間ほどするとほとんどなくなった。購入したウィッグはフィットせず、不自然に見えた。
ショックと不安が増す中で、平塚共済病院の「乳がん体験者コーディネーター」の吉田久美さんに出会った。同じ病気の患者の悩みを聞いたり情報提供したりする仕事を担い、がん患者のために活動する「ガーゼ帽子を縫う会」の代表でもある。
吉田さんは田尻さんに声をかけた。「元気になったら、患者さんの髪のケアをして、私たちの活動を手伝ってほしい」
田尻さんの場合は、切除手術の前に抗がん剤でがんを小さくする必要があり、まだ治療の入り口だった。吉田さんはあえて治療後の「役割」を頼んだという。
田尻さんは「告知後は、検査と治療のレールに載せられているようで、頭は真っ白。吉田さんに声をかけられて、前を向けるようになった」と振り返る。
手術前後の入院期間以外は、仕事をしながら再度の抗がん剤、放射線、ホルモン剤といった長い治療を乗り越えた。自毛が次第に戻り、12年春にウィッグをはずした。
そのころから、がんと闘病中の女性の相談を受け始めた。美容師やネイリストらでつくる「ikus(いくす).医療美容ケア研究会」に入り、医療用ウィッグの扱いや自毛のケア技術を学んだ。
病院が提供する情報や店のブログで、美容室を知った女性が訪れるようになった。田尻さんはウィッグを患者の希望に合わせてカットし、形を整える。毛が生えてきても、縮れたり伸びが遅かったりして、元の髪に戻るには時間がかかる。不安を抱える女性たちに見通しを伝えながら髪のケアをしている。
田尻さんは「同じ病を経験した吉田さんとお話しして勇気をもらった。私も、気持ちが分かってもらえる美容師さん、と思っていただけるように努力していきたい」と話す。
希望があれば他の客がいない営業時間外の予約も受け付けている。問い合わせは美容室T&T(0463・23・6177)。
*上記は朝日新聞デジタル版の記事から引用しました。
*希望する方は、連絡してください。
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