朝から雨。
気温は上がらない。
写真の焼き増しは天理市の「Iオン」内の「Kムラ」でやっていたが、
この店舗を閉店したため大和郡山市の
「Iオン」内の「Kムラ」へ。
自分で画像と枚数などを入力完了後、約10分で出来上がった。
ついでに「Iオン」で非常時に
生き残るための水を購入。
進物売り場に山積みしてあった。近くのレジに持っていくと
「食料品売り場へ行ってください」の趣旨のことばを
無愛想な私以上の無愛想さで言った。無愛想というより、
職務を遂行していない。
午後、
借りていた本の返却と
囲碁クラブ
きょうも「Oさん」と12時半から16時半まで休憩なしで対戦。
『歳月』
河野裕子さんの第6歌集。
1989(平成元年) ~ 1990(平成2年)までの作品300余首が収められている。
河野さん四十代前半の頃の作品。あとがきで
いつか私も四十代前半にさしかかり、過ぎてきた歳月、残された歳月を、
どのような場面においても意識せざるをえなくなった。殊にそれは、変化し
成長してやまない子供たちを目のあたりにすることによって、深い感概を
伴うものであった。子供たちは余りにも速く育ってしまう。
この世で家族でいられる時間は、誰にとってもそんなに長いものでは
ないのである。
最後の言葉は全くその通りだと思う。
まこも
《身をかがめもの言ふことももはや無し子はすんすんと水辺の真菰》 (河野裕子 7-42 、 『歳月』)
大岡信さんは『折々のうた』で
親と子の関わり方を歌うことは、一口に言って難しい。どちらかといえば、
避けて通りたい作者が多い、中でこの歌人は、この主題を正面切って歌う
という意味でも貴重な存在だ。夫についてもよく歌う。生活というものと
いわば四つに組んでいるのである。
《母さんとめつたに言はなくなりし子が二階より呼ぶユウコサンなどと》 (河野裕子 『歳月』)
ひとよ
《こぞり立つぶ厚き鶏頭に手触れたり君を知り君のみを知り一生足る》 (河野裕子 『歳月』)
書き写しを終えた。