![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/3f/cd3b520313557dfa96e88d128d8e8c64.jpg)
母は、Oさんのファン。
Oさん、写真店のご主人だが、田舎の生活を題材にした素朴な文章を書く。
母は、この素朴さが好きなようだ。
私もちらりと気になる人の作品は読んだが、さしたる感想はなし。
昔、私が「四国作家」の同人だった頃、主宰の佐々木先生がよく「四国作家の中では、Yさんの小説が一番上手い」と褒められていた。
私は何度も何度も聞かされた。
Yさんは香川菊池寛賞を「うの花饅頭」で受賞されたが、今考えたら彼女が精力的に書かれていた頃が四国作家も一番よかったのだろうなぁ、と思う。
同人も多く、作品の作品の集まりも多く、本の厚みは相当なものだった。
今回の本の冒頭、佐々木先生の代表作「機械の話」や「壷井栄」などはかなり前に読んでいるし、同人の作品も顔の見えない(さしたる特徴のない)本のような感じがしてとても寂しい。