ちょい悪ジジイのリタイア日記

リタイア初心者が日々思う事、昔話、旅行記、etc

☆三宅島でなんとマグロを釣ったのだ!!!☆

2006-08-04 10:10:16 | Weblog
おはよう、今日は今年最高の暑さが来るとテレビで気象予報士がわめく。余りメンバーの集まらないクラス会が有り、電車移動なのに気が重いのだ、また35度になると言う。

さて、かなり昔の事ではあるが、もう十何回か三宅に行った後の話其の頃友人Kの奥さんの実家は漁師をしていた。一隻船が余っているよと言う事で早速「マグロ狙いのトローリングに行こう」と、友人達と港へ行く、総勢3人だ。

船はグラスファイバー製の4m位、10馬力以下の小さな船外機付き、本職の漁師から注意事項の講義が有った、「テリトリーはあの岬からあの岬の間を行ったり来たり、潮の流れには逆らうな、スペアーのガソリンを忘れないように持って行くこと、」等・等である。

仕掛けはもう用意してくれていた、それがまた凄いものであった、まず船の前方には物干し竿が垂直に立っていて、自転車のチューブがくくり付けられている、そのチューブに釣り糸がくぐっているのだ、其の先には飛行機と呼ばれる整流板の様な物が着いている板そして更に其の板には3m位の釣り糸の先にタコ?烏賊?の様な形のビニール製の疑似餌、針はいままで見た事の無いような大きい針、元からだと5cmもあるのだ。

この巨大な仕掛けに我々3人はもう早巨大マグロを釣ったように胸は高鳴り、いざ船出だ!!港の奥に係留されていた船はエンジンを掛けては出られない!周り中の船を係留しているロープが海中にいっぱい有って、スクリュウに絡むので。オールでそろそろと港をでる。運転手は言わずとも、我輩である。エンジン始動、船は8馬力位?位の元気のいい音を張り上げスタートからフルスロットル!船の先はわずかに上がる?港から10分位で予定海域(そんなに大げさなもんではないが?)に着いた。

近くをレジャーボートが前方を半分近く上げて高速で通過する、あれは100馬力ぐらいか?同じくトローリングだ、ブルーマリーンでも狙っているのか?船上には若い美人のギャル(表現古!)が見える、テレビでよく見るシーンだ。すこーしだけ悔しいな、こっちは野郎3人船は小さい、8馬力位、船の先の上がりはちょこっと、完全に負けている。だが最後に笑う者の勝ちなのだ!

100馬力の運転手のあざ笑う顔を見ない様にして我々もトローリングに取り掛かった。50m位糸を出し飛行機をばたばたと飛び跳ねさす、運転手の我輩は後ろばかり見ながらの見事なアクセルワークである、なんといっても疑似餌なので、走り廻るのみ。言われた岬の間を必死で操縦する、海流の交差している所は流れが凄い!渦をまいているそこに入ると30分位フルスロットルでも同じ場所!海岸を見ても景色が変らない、ヤバイ!斜めに船を向けようやく脱出に成功。予備のガソリンも使い果たし重い足取り?で港へ、大間のマグロの本職も1年釣れないこともあるのだよ、素人に掛る間抜けなマグロは三宅の海には居ないよ。

でも昼飯後、また海に出た、船を借りられたのは今日だけ!午後も単調な航海であった。3時間位走ってもう帰ろうかと港に舳先を向けたその時!!!夢にまでみたあの自転車のチューブがなんと2m位伸びたのだ!軽い船はガクッと遅くなる!やったー!マグロだー!あとはチューブを切らないよう華麗なアクセルワーク30分かいや1時間位格闘した、3人の頭の中は十分パニックだ!だんだん船に近づいてきてマグロの姿を見た時は心臓が飛び出しそう。

1mは超えている大物だった、真横にきても元気が良い、3人で船に有った木で頭を30分以上張り倒す、ようやく少しオトナシクなった、タモなんて物は使えない、頭・胴体・尻尾・にロープをガッチリと巻き3人でせーの!で船に上げ、万歳!万歳!我々シロートに釣られてくれたマグロ君ありがとうね!一生忘れられない!40年経っても昨日のように思い出す。民宿に持ち帰り全員に刺身食べ放題が3日間続いた、最後はオオトロなんて食い飽きたね!贅沢!!
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