弱師のよわよわブログ

胃と頭の弱い投稿者が綴るクソしょーもない持論と考察

桜井政博さんについて

2024-03-26 10:55:00 | 日記
 どうも、ゲームが壊滅的に下手くそな弱師です。マリオはワールド1の城辺りから一向に進まないし対戦もまじで数える程しか勝ったことないゴミセンスの持ち主ですが今回はカービィやスマブラの生みの親・桜井政博さん(以下、桜井さん)についておこがましく語りたいと思います。

 桜井さんがヒットメーカーである理由ってなんでしょう。アイデアが斬新だから?確かにこれは大きいですね。しかしそれだけならいつか飽きられてしまう。個人的な考えを述べるとすれば桜井さんの本質的な強みは、普遍的で簡単な言葉をしっかりとゲーム性に落とし込む力だと思うのです。

「吸い込む」 「吐き出す」 「吹っ飛ばす」
……めちゃくちゃ簡単ですよね。

 吸い込みは星のカービィという作品を星のカービィたらしめていますし、スマブラは吹っ飛ばすという独自要素によりただのお祭り格ゲー枠を逃れています。簡単な言葉がゲームシステムにおいて不可欠な柱を担っている、そんな印象。

 そしてこういったワードセンスは小さな子供はもちろん普段ゲームをやらない非オタの方々にも効果を発揮します。非オタの方々から見れば聖剣エクスカリバーや壮大な地下迷宮、HPの下に表示された必殺技ゲージさえ至極どうでもいい代物なのでしょう。それに、どうでもいい言葉は覚えられないし覚える気すら湧かない。なんてこった。

 だからこそ「吸い込む」「吐き出す」「吹っ飛ばす」といった普遍的かつ簡単な言葉は非オタの方々にもきっと親しみやすく、そしてわかりやすい。齢や性別、オタ・非オタかも問わず様々な壁を超えていく桜井さんのゲームデザインはゲーム開発に携わらない方々にも学びを与えてくれるような気はします。

正義と優しさの相違点

2024-03-12 20:22:23 | 日記
 どうも、小学生の頃はカースト最下位だったので警泥のルールを知らない弱師です。皆さんにとって善悪とは何ですか?今回は優しさと正義の相反する部分について語りたいと思います。ちょっと人を選ぶ持論ではあるので苦手な方はブラウザバック推奨です

 妬みや蔑み、単なるいたずらなど悪意には多種多様な源があります。これは善意にも同じようなことが言えて「許す」ことによる善が優しさなら「許さない」ことによる善も存在しており、それは正義と呼ばれることがあります。同じ善意でもベースとなる感情が逆なんですよね。でも利他的な感情同士なので親和性は高くそのぶん混同されやすい。

 精神的な安定さえあれば比較的誰にでも施せる優しさと違って正義感というのは現時点で何かしらの問題を抱えていないと本領を発揮できない。例えば正義のヒーローが来るのはもれなくヴィランや怪獣が出現した場所ですよね。

 犯罪者が一人もいなければ刑事はいらないし、何もしてない人を牢屋にブチ込むことなど無駄でしかない。地球上の皆が何不自由なく暮らせているならデモなんて起こさなくていい。問題と対峙することで正義は初めて正義になるんだと自分は思います。平和なら必要ない。正義というのはこのろくでもない世の中を比較的まともな状態に繋ぎ止めるための必要悪としての側面も孕んでいるのです。

日本人の独特な感性

2024-03-09 10:54:09 | 日記
 どうも、おしるこ大好き弱師です。突然ですが、皆さん和菓子は好きですか?自分は物によります。和菓子は洋菓子より甘みが少ないので子供に人気がありませんね。当たり前ですが。ということで今日は日本人の独特な感性について語りたいと思うのでどうぞお付き合い願います。スシが爆発!

 日本人は桜が好きです。聞いたことがある人もいらっしゃると思いますが日本人は桜の散り際が好きなのです。我々が散り際にこだわる民族なのは騎士道が「どう生きるか」なのに対し武士道は「どう死ぬか」なのを見れば明白ですね。自殺防止委員会を呼びましょう。

 JAPANESE・MANGAの主人公はアメコミに比べると弱いです。時と努力を重ね成長していくのが人気のヒケツだそうです。あと、日本人は判官贔屓をします。JAPANESE厨二病とAMERICAN反抗期の違いは苦しみや葛藤に憧れを抱くか否かだと自分は勝手に思っています。実際どうなのかは知りません。

 そして日本人は侘び寂びを好みます。静かな茶室で質素な茶器を使い渋い抹茶を飲みます。渋い抹茶を選り好んで飲む辺りMっ気を感じますね、少なくともドSではないです

 さて、いつもの如くどうでもいい持論を持ち込みましょう。どういう持論かというと「日本人はマイナスに美学を見いだせる民族」という持論です。「生きる」がプラスだとすると「死ぬ」はマイナスですよね。「強い」がプラスだとすると「弱い」はマイナスですし「動」がプラスだとすれば「静」はマイナス。一つ個人的な意見を述べるとすれば渋い抹茶だってマイナスです。

 ここで一つ問います。日本人は何故マイナスに美学を見いだせるのか?

 自分がまず思い浮かべたのは「陰陽思想」です。陰陽思想は六世紀ごろ中国から日本にやってきました。世界は“陰”と“陽”の二つが支え合うことで成り立っているという考え方です。積極的な物は“陽”、その反対にある消極的な物は“陰”と定義されます。よく出される例を上げるとすれば昼は陽で夜は陰、男は陽で女は陰といった感じです。てかこのご時世「女は消極的だから陰」とか言ったら恐らくぶん殴られますね、すみません。クレームは古代中国につけて下さい。

 そしてこの思想における一番のミソは陰陽は調和するものという教えです。要は陰と陽、どちらが欠けても駄目なのです。光があるから影は際立つし、男と女がいなければ人類は滅亡してしまう。陰が悪者で陽はいいなんてこと陰陽思想では絶対にない。全てが必要で大切なものということを日本人は今でもきっと忘れていないと思うのです。マイナスも不要ではないと割り切れる、そんな精神が日本には根付いている。

 こんな風に古来から陰陽思想に慣れ親しんできた日本人はマイナスを受け入れることも簡単ですが中国を文化のルーツに持たない欧米人から見るとそれは目新しい感覚なのかもしれないとは思います。多くの欧米人にとってマイナスは「良くないもの」なのかな。でも日本の文化はそんな観念に一石を投じてくれる。二元論を超えた調和から生まれる奥ゆかしさ。日本文化に魅力される人が一定数存在するのはこういったカルチャーギャップがあるからこそなのかもしれない。