台風連発で雨も降ってるので、ようやく海水温も少しは安定してくれるかな。
高波プラス大きなウネリで、全体的にまだ大荒れの伊良部島よりこんにちは。
どうも僕です。
皆さんも、マリン業者のツアーは絶対に安全だとは思わないで下さいね。
もっと細かくお伝えるするなら、
「マリン業者がツアーを開催しているからって、その海域が安全だとは思わないで下さいね」
台風9号が通過後、今度は台風10号が接近中の本日(2017.7.30)
風は、南南東の風6m
台風のウネリも残り南側エリアは非常に大荒れです。
そんな中、島の南側にある某有名ビーチで泳いでいる人がいるとの連絡が入ったので、注意喚起のために行ってきました。
連絡が入ったその時の写真はこちら
※写真提供:さしば〜の羽
そこにはマリン業者とそのお客さん、そして、一般のスノーケル目的の観光客が数人。
駐車場はご覧の通り
流石に危険なので、一般の観光客へは海に入らないよう、グループ毎に注意喚起を。
「今の海況は非常に危険なので、ここでは泳がないで下さい」
「海に入るなら、風裏(島の北側)のポイントの方が穏やかで、ココよりは安全なので、風裏でお願いします。まだ沖合いは流れもありますから、リーフの内側だけですよー」
潮の流れる方向など、素人には見極めが難しいので、こんな日はシッカリとしたプロのツアーに参加することがオススメなんだけどね。
でも皆さん、器材も準備して泳ぐ気満々なので、こんな大荒れの海に入って事故の危険にさらされるよりは、風裏で少しでも穏やかなエリアへ誘導する方が良いとの判断でご案内しました。
本日の風裏ポイント、実際の海況はこちら
※写真提供:さしば〜の羽
観光客の皆さんも納得してもらえて一安心です。
そしてツアー業者のガイドさんへも
「こんな状況ヤバくない?」
ガイドさん(以下、ガ)
「でも透明度はわりと良いですよ」
「いや、そんな問題じゃないだろ。一般の観光客が、ツアーやってるからココなら安全だと勘違いして海に入ったらどうするんだよ」
ガ「昨日も事故起きてますもんね」
(今日の宮古毎日新聞より)
「なんでわざわざココを選んだの?北側は穏やかなのに」
ガ「あそこは穏やかそうに見えるけど、逆に離岸流とかあってヤバいんですよ。ココだと上げ潮で沖に流される心配もないので」
って、そこーーーー!???
離岸流だけ注意していれば、どんなに荒れた海でも、沖合いに流されることがなければ泳いで良いのーーー???
北側の風裏ポイントは比較にならないほど穏やかだよー。
なんて思いましたが、そこは特に重要なことではありませんので、それ以上は言いませんでした。
(※あくまで個人的な意見であり、該当するマリン業者の判断を批判するものではありませんので、誤解のないようお願い致します。)
重要なのは個人的にどう判断をするかです。
ツアー開催の有無を判断するのは、各ツアー業者であって、安全の基準も業者により異なり、様々です。
考え方や感じ方に個人差があるように、僕が、
「流石にコレは危険だろー」
って思うような海況でも、そのガイドや責任者の判断によっては「安全」なのです。
だから見た目が大荒れなところで、マリン業者がツアーを開催しても何も問題はありませんし、何か言うつもりはありません。
しかし、それを踏まえた上で言わせて下さい。
「マリン業者がツアーを開催してるからって、安全な海域という保証は何処にもありません!」
海に100%の安全はありませんが、少しでも100%の安全に近づけるようにすることが、プロの判断であり、プロの仕事だと思っています。
個人的に安全だと判断して海に入り、万が一、事故が起きても、誰も命の保証は出来ません。
命の保証をできる人間はいないのです。
責任は全て海に入ることを判断した個人にあります。
だから、もっと真剣に徹底的に考えて下さい。
危険予測を徹底して下さい。
大荒れの海は、波で岩に打ち上げられたり、あるいは叩きつけられたりで怪我をしたり、場合によっては打ち所が悪いと大変なことになります。
波やウネリでスノーケルの筒の先端から海水が入り、思ったように呼吸が出来なくて顔を海面から上げようにも何度も波が押し寄せて、大量の海水を飲み、それでパニックになって。。
僕は、そんなことを子供の頃に沢山経験しました。
無知って本当に怖いことだと、過去を振り返って改めて思います。
人は簡単に溺れる。
平常心を保つことが難しく、或いは平常心でいられないような状況になったとき、人はパニックを起こし、簡単に溺れることを肝に銘じて頂きたいです。
伊良部島のマリン組合メンバーも、悪天候時は定期的に海岸のパトロールを行い、危険(そう)なポイントでは海に入らないよう注意喚起をしています。
それでも最終的な判断は個人が行うものであり、海に入ることを強制的に止めることは出来ません。
判断は慎重に、無理のないよう、各々が責任をもってお願い致します。
重ねて、お客様からこのような意見を頂くことがあるので紹介します。
「以前、波が高いからツアーをキャンセルしようとしたら、キャンセル料金を請求されて仕方なくツアーに参加したけど、本当に怖い思いをして楽しめなかった」
大変な辛い思いをされたのだと思います。
それでも言わせて下さい。
「本当に怖いなら、キャンセル料金を払ってでも、自分が怖いと思う海況の中では、マリンツアーに参加しないで下さい」
自分を守るためには、それもひとつの選択肢です。
「そんなのひどい!」
なんて思うかもしれませんが、安全の基準が業者により異なりますので、それも仕方がないことだと予め思っておいた方が良いです。
それを踏まえた上で、マリン業者のツアーを申し込んで下さい。
マリン業者も遊びでやっているわけではありませんので、〈売り上げに繋がるなら頑張っちゃう判断〉をする業者もあります。
自然に対する人間の判断ですので、その判断が正しいなんて保証はありません。
最終的に自分の命を守るのは自分自身です。
荒れてるなら海に入ることを諦めて下さい。
風が落ち着き、波が穏やかになるまで待って下さい。
海は逃げません。
どうぞ最良の判断を。
これ以上、海難事故が起こらないよう、引き続きご理解とご協力をお願い致します。
それでは!
伊良部島観光ガイドゆうむつ
青の洞窟スペシャルツアー
facebookページもあるよ
高波プラス大きなウネリで、全体的にまだ大荒れの伊良部島よりこんにちは。
どうも僕です。
皆さんも、マリン業者のツアーは絶対に安全だとは思わないで下さいね。
もっと細かくお伝えるするなら、
「マリン業者がツアーを開催しているからって、その海域が安全だとは思わないで下さいね」
台風9号が通過後、今度は台風10号が接近中の本日(2017.7.30)
風は、南南東の風6m
台風のウネリも残り南側エリアは非常に大荒れです。
そんな中、島の南側にある某有名ビーチで泳いでいる人がいるとの連絡が入ったので、注意喚起のために行ってきました。
連絡が入ったその時の写真はこちら
※写真提供:さしば〜の羽
そこにはマリン業者とそのお客さん、そして、一般のスノーケル目的の観光客が数人。
駐車場はご覧の通り
流石に危険なので、一般の観光客へは海に入らないよう、グループ毎に注意喚起を。
「今の海況は非常に危険なので、ここでは泳がないで下さい」
「海に入るなら、風裏(島の北側)のポイントの方が穏やかで、ココよりは安全なので、風裏でお願いします。まだ沖合いは流れもありますから、リーフの内側だけですよー」
潮の流れる方向など、素人には見極めが難しいので、こんな日はシッカリとしたプロのツアーに参加することがオススメなんだけどね。
でも皆さん、器材も準備して泳ぐ気満々なので、こんな大荒れの海に入って事故の危険にさらされるよりは、風裏で少しでも穏やかなエリアへ誘導する方が良いとの判断でご案内しました。
本日の風裏ポイント、実際の海況はこちら
※写真提供:さしば〜の羽
観光客の皆さんも納得してもらえて一安心です。
そしてツアー業者のガイドさんへも
「こんな状況ヤバくない?」
ガイドさん(以下、ガ)
「でも透明度はわりと良いですよ」
「いや、そんな問題じゃないだろ。一般の観光客が、ツアーやってるからココなら安全だと勘違いして海に入ったらどうするんだよ」
ガ「昨日も事故起きてますもんね」
(今日の宮古毎日新聞より)
「なんでわざわざココを選んだの?北側は穏やかなのに」
ガ「あそこは穏やかそうに見えるけど、逆に離岸流とかあってヤバいんですよ。ココだと上げ潮で沖に流される心配もないので」
って、そこーーーー!???
離岸流だけ注意していれば、どんなに荒れた海でも、沖合いに流されることがなければ泳いで良いのーーー???
北側の風裏ポイントは比較にならないほど穏やかだよー。
なんて思いましたが、そこは特に重要なことではありませんので、それ以上は言いませんでした。
(※あくまで個人的な意見であり、該当するマリン業者の判断を批判するものではありませんので、誤解のないようお願い致します。)
重要なのは個人的にどう判断をするかです。
ツアー開催の有無を判断するのは、各ツアー業者であって、安全の基準も業者により異なり、様々です。
考え方や感じ方に個人差があるように、僕が、
「流石にコレは危険だろー」
って思うような海況でも、そのガイドや責任者の判断によっては「安全」なのです。
だから見た目が大荒れなところで、マリン業者がツアーを開催しても何も問題はありませんし、何か言うつもりはありません。
しかし、それを踏まえた上で言わせて下さい。
「マリン業者がツアーを開催してるからって、安全な海域という保証は何処にもありません!」
海に100%の安全はありませんが、少しでも100%の安全に近づけるようにすることが、プロの判断であり、プロの仕事だと思っています。
個人的に安全だと判断して海に入り、万が一、事故が起きても、誰も命の保証は出来ません。
命の保証をできる人間はいないのです。
責任は全て海に入ることを判断した個人にあります。
だから、もっと真剣に徹底的に考えて下さい。
危険予測を徹底して下さい。
大荒れの海は、波で岩に打ち上げられたり、あるいは叩きつけられたりで怪我をしたり、場合によっては打ち所が悪いと大変なことになります。
波やウネリでスノーケルの筒の先端から海水が入り、思ったように呼吸が出来なくて顔を海面から上げようにも何度も波が押し寄せて、大量の海水を飲み、それでパニックになって。。
僕は、そんなことを子供の頃に沢山経験しました。
無知って本当に怖いことだと、過去を振り返って改めて思います。
人は簡単に溺れる。
平常心を保つことが難しく、或いは平常心でいられないような状況になったとき、人はパニックを起こし、簡単に溺れることを肝に銘じて頂きたいです。
伊良部島のマリン組合メンバーも、悪天候時は定期的に海岸のパトロールを行い、危険(そう)なポイントでは海に入らないよう注意喚起をしています。
それでも最終的な判断は個人が行うものであり、海に入ることを強制的に止めることは出来ません。
判断は慎重に、無理のないよう、各々が責任をもってお願い致します。
重ねて、お客様からこのような意見を頂くことがあるので紹介します。
「以前、波が高いからツアーをキャンセルしようとしたら、キャンセル料金を請求されて仕方なくツアーに参加したけど、本当に怖い思いをして楽しめなかった」
大変な辛い思いをされたのだと思います。
それでも言わせて下さい。
「本当に怖いなら、キャンセル料金を払ってでも、自分が怖いと思う海況の中では、マリンツアーに参加しないで下さい」
自分を守るためには、それもひとつの選択肢です。
「そんなのひどい!」
なんて思うかもしれませんが、安全の基準が業者により異なりますので、それも仕方がないことだと予め思っておいた方が良いです。
それを踏まえた上で、マリン業者のツアーを申し込んで下さい。
マリン業者も遊びでやっているわけではありませんので、〈売り上げに繋がるなら頑張っちゃう判断〉をする業者もあります。
自然に対する人間の判断ですので、その判断が正しいなんて保証はありません。
最終的に自分の命を守るのは自分自身です。
荒れてるなら海に入ることを諦めて下さい。
風が落ち着き、波が穏やかになるまで待って下さい。
海は逃げません。
どうぞ最良の判断を。
これ以上、海難事故が起こらないよう、引き続きご理解とご協力をお願い致します。
それでは!
伊良部島観光ガイドゆうむつ
青の洞窟スペシャルツアー
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