ゆうむつ船長の航海日記

宮古島の離島、伊良部島で話題の青の洞窟ツアーや地元での釣りのことなど、海に関する情報発信。島を満喫する方法など。

清海丸

2009-07-13 | 清海丸
先月から多忙な日々が続き、久しぶりの更新になります。

最近はあまり釣りに行く機会もありませんが、近況報告までに…。








2009年6月

息子が1歳になりました。

誕生日を前に、ひとりで歩けるようになって、家から脱走しないか心配ですww(笑)












ひと昔前(僕が生まれる前)、伊良部島に清海丸というカツオ船がありました。
今でこそ近海のカツオ漁が主流となっていますが、当時は遠く南洋まで約1年間の遠洋漁業。
島の経済は潤い、佐良浜に立派な鉄筋コンクリートの家並みが次々に建設されたのも、当時の先人達の活躍があったからです。

しかしながら、そんな時代は長くは続かず、大型巻き網漁船や大型カツオ船の進出により、漁獲量は上がり、それに伴い魚の価値が下がり、徐々に数も少なくなってしまった。
島の漁師は次第に船を降り、大きなカツオ船は次々に売りに出された。

船主はどのような心境で大切な船を手放したのだろうか。

誰かが言った。
「清海丸はダメだ」
「ゆうやにゃーん(裕福がない)」と…。


誰が悪いわけじゃないけれど、船主は心底悔しかったに違いない。

親父は言った。
「清海丸を蘇らせるど!!」

黙ってうなずいた。








6月25日

波の~谷間に命の花が~♪

ふたつ~並んで咲いている~♪

と、兄弟船を大音量で響かせながら、第5清海丸が入港!!
大勢の島人が出迎えてくれた。
そこで初めて船名を見たオジイは、震えた声でこう言った。



ありがとう…。


















島では、大漁の時に演歌を鳴らして入港します。
今回は、清海丸の佐良浜港初?入港ってことで派手にいきました。(笑)
沖縄本島の宜野湾マリーナから早朝に出港
当初16:00頃の入港予定が、途中4mを超える大時化に合い
2時間半遅れての入港となりましたが、無事、島に辿り着けて何よりです。







7月11・12日

『佐良浜カツオ百年祭』
そう、佐良浜のカツオ漁は今年で生誕百年を迎えます。
港ではセレモニーが盛大に行われ、今後の漁業発展を祈願しました。

後継者が求められる今、歴史あるカツオ漁を絶やしてはならない。
そんな思いを胸に、清海丸の活躍に期待したい。






~追記~
6月26日
『青の洞窟ツアー』取材の為、お笑い芸人のキャンキャンが来ました。



で、思ったこと
玉城さん、ヅラのようで、ヅラじゃなかったんだな…(笑)



8月に九州ネットで放送予定だそうです。
是非、ご覧ください。

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