福岡県芦屋町にある岡湊(おかのみなと)神社は初夏に入ると
ナンジャモンジャの真白き花で雪が積もったようになります。
この神社の歴史はとても古く1800年の時を経て、
神社のある芦屋の町は「日本書紀」「古事記」には「崗之水門(おかのみなと)」として登場しています。
真白き雪のような「なんじゃもんじゃ」は、歴史とともに増えて今日のように神社に真白き雪を積もらせます。
ナンジャモンジャの主木は、親交の証として朝鮮李王家から贈られ、
親木は、現岡湊神社宮司が明治神宮を退職した記念に明治神宮から贈られたものだそうです。
それ以外にも、対馬や岐阜のものや、アメリカ種など、約120本のなんじゃもんじゃがあり、
初夏に神社を真白く変貌させてくれます。
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第一の鳥居から拝殿まで距離は短く、かつ平坦ですのでとても参内しやすい神社です。
第一の鳥居とナンジャモンジャ
阿形の狛犬
鳥居をくぐると、右手に迎えてくれます。
吽形の狛犬
左手に迎えてくれます。
第2の鳥居
第2鳥居の扁額
扁額の字は北白川内親王の書だそうです。
第2の鳥居をくぐり振り返ると、可愛い園児たちが黄色い声を上げていました。
参道を進むとナンジャモンジャの白い花に包まれた手水舎が
印象的でした。
手水舎から第2の鳥居の方を振り返ると、雪に包まれたみたいに見えました。
更に参道を進み、振り返ると右手に桃の石像を触っている人がいました。
幸桃(さちもも)
御婦人が触っている石像です、触ると厄除けできるようで筆者も触って厄除けをしました。
拝殿
拝殿近くの参道には、ナンジャモンジャの白い花はなくなり眼の前がパッと開けた感じがしました。
拝殿を左手に回り込むと本殿が見えます。
参道周りと打って変わって重厚な静寂な世界でした。
最後に、ナンジャモンジャだけ撮りました。
緑の中で涼しげに咲いていました。
ナンジャモンジャが咲くこの時期に岡湊神社に参拝すると、
別世界に入り込んだ錯覚に陥ります。
参拝を終え帰途に着くときは、清々しい気持ちになりました。