主婦&薬剤師ゆうこの ワガママにっき

主婦&薬剤師のふたつの顔を持つ
変なおばちゃんの日常を気の向くままに綴ります。 

歳相応の○○

2018年03月20日 02時08分00秒 | できごと

一時期病院にいくと、

「更年期ですねー。」

一言で片付けられていた。

最近は、

「歳相応の変化はみられるものの問題はないでしょう。」

え~、それだけ~っ?

貧血みたいに気が遠くなりこのまま死ぬのかと思ったけど、幸い元に戻り、念のために精密検査。

CTもMRIも撮ったけど、

「小さな石灰化と小さな脳梗塞の跡がみられますが歳相応の変化なので心配ないでしょう。またなにかあったらいらしてください。」

え~っ、血液検査しないの~っ?

時々左胸が痛くなるけど心臓というより筋肉がつる感じ?
が、しかし、万が一のことがあるといけないので循環器科で心電図検査。

「年齢的な変化はあるものの特に問題はないでしょう。」

肘が痛くて整形で診てもらった。
整形は腰痛とひざの痛みと肩こりですでに通って温熱療法したり薬飲んだり湿布貼ったりしてる。

レントゲン撮ったんだけど、

「年齢的な石灰化がちょこっとみられるだけで骨には異常ないですねー。飲み薬と湿布で様子みましょう。」

が、しかし、飲み薬も湿布もたくさんある。必要な時だけお願いしてるつもりなんだけどたまにしか使わないから…。

処方を書こうとしてるのに、「薬は要りません。」と言いにくくて…。

そうだ!塗り薬をもらおう!
息子はスミルスチックをもらっていた。

「飲み薬と湿布は手持ちがあるので塗り薬をいただけますか?」

スミルスチックのイメージで言ったんだけど、薬品名を言わない私が悪かった。

処方箋をみると、

「ジクロフェナクナトリウムクリーム2本」

あれまあボルゲルだわ。

いやまてよ、ボルタレンゲルは軟膏、これはクリームだ!

ボルゲルは効果があるんだけどベタベタしてるからあまり好きじゃない。

OTC薬の「バンテリン」はゲル、クリーム、クリーミーゲル、液のラインナップ。

しっかりくっつくのが好きな人は「ゲル」、ベタベタが嫌いな人はさらっとした「クリーム」、手で塗ると手が汚れるのが嫌いな人は「液」、クリームだとサラサラし過ぎてるという意見から開発されたのが「クリーミーゲル」。

話は戻って…。

処方箋を持って薬局へ。

薬剤師さんが申し訳なさそうに「これはジェネリックのみになりますが剤形変更してもらいましょうか?」と。

「ジクロフェナクナトリウムゲル」ならばボルゲルで調剤可能。
一般名処方なので患者からの申し出があれば「患者の希望」のコメントを薬歴に残せば一般名=ジェネリックで、のきまりを守らなくてもいい。

でも、ジクロフェナクナトリウムクリームに興味があるので、

「そのままで。」と答える。

はじめて来局したときに「私薬剤師なので先発でお願いします。」と珍しく名乗り出た。いつもならおとなしくもらうのに。なんせはじめての時はこどもの薬だから母としてはうさんくさいものは飲ませたくないと。
私はジェネリックが嫌いだ。非国民と言われようとちゃんとしたメーカーのちゃんとした薬を使いたい。
「ジェネリック」なんてカッコつけちゃってるけど、その昔は「ゾロ品」と呼ばれて三流扱いされていたのにね。

でも最近では沢井製薬のように儲けを活かして独自の技術開発や小児科の薬の味の研究、剤形変更や規格の検討をしているメーカーもある。
逆に大手メーカーが信頼できるかどうかわからないような不祥事を起こしたり、薬害訴訟に発展したりしている。
日本人て順応性があるのか政府が決めたことに素直に従ってゆく。
いや、素直に、ではなく、いやおうなく、かな。

蓮舫が事業仕分けなんて馬鹿げたことをしたせいで世の中は大混乱。
民間では採算が合わないから税金で対処していた面もあるのに、無駄なものも必要なものもいっぱひとからげ。
医療も介護も目の敵にされてゆき…。
教育は手厚く扱われてるのに、弱いものは死ねって感じがして…。

人々は気がついていない。
病気でも入院を続けることが出来ないことを。
上下管(栄養チューブや点滴の管などとバルーンカテーテル)つきで返され、在宅看護が当たり前の世の中。
介護も自宅介護が基本になってしまった。

春の法改正でさらに締め付けは厳しくなり、介護認定の条件はマジか、と思うほど厳しくて。
電子レンジ使えれば料理ができるという解釈に驚いてる場合ではなく、要介護4は滅多にとれなくなる。
と、いうことは、特別養護老人ホームの入居基準をクリアできなくなるってこと。

他人事だと思って読んでるあなた、親が健在ということは必ず介護の時が来るってこと。
連れ合いがいるということは必ず在宅看護や介護をする運命にあるってこと。
へたすると我が子の看護や介護を在宅でやらないといけないってこと。

長寿社会は介護や看護の順番すら予測不可能。
健康で長生きする人もいれば生まれたときから病と闘う人もいる。
医療の発達は果たして幸せなのだろうか?

疑問だらけの毎日だけど今は家族はそれなりに元気で、ばばふたりはグループホームでそれなりに穏やかに過ごしてる。

明日がわからなくて不安な時もたくさんあった。
でも残念なことに必ず明日が来る。

50代後半になるとね、棺桶に片足つっこんだ状態なんだなーと思うくらい様々な出来事に襲われる。
怒濤の50代とはよく言ったものだ。
明日がないんじゃないかと不安になる。

でもね、波瀾万丈も歳相応なのかもしれないね。

生きてるだけでみっけもの。
何かの本に書いてあった。

でも本当は生きるって辛いことなのかもしれない。

辛いものだと思えば、思いがけなくスムーズにいくと嬉しい。

でもスムーズにいくものだと思ってると辛い出来事が重く重くのしかかる。
子育てがそうだ。
仕事もそうだ。

「そんなもんじゃないの?」最近の旦那君の口癖。

大手企業で順風満帆、なんてありえへん話。
介護の件でもいろいろあるみたいで大変そうだ。

どこの職場も人々の感情が渦巻き、楽しようとしてる人、律儀な人、アバウトな人、それぞれの考え方も違えば感じ方も違う。

にっしーさんの「説遇」の話のコメントを興味深く読ませてもらった。

あるある過ぎて思わずうなずいたり、上には上がいるもんだなーと思ったり。

理想と現実は大きく異なるので、残念ながら年配者は年相応にコミュニケーションが上手だ、というわけにはいかないんだよ。だから高齢化であちこちでトラブルが起きてるでしょ?

お互いが相手の立場にたって考えたらスムーズにいくのかもしれないけど、薬剤師には薬剤師の言い分があるし事務さんには事務さんの言い分がある。
「今からややこしい調剤を始めるので終わるまでは声をかけないでくださいね。」と声かけすることも大事だし、そんなときはどのように電話や窓口の応対をすべきかを教えないと。教えてもできないなら何度も繰り返さないと。叱るばかりではなぜそうしないといけないのかが理解できないから理由の説明が必要だし人を育てるということは根気がいる。中間管理職とはストレスがたまる立場なのだ。

が、しかし、何度教えても変化がなければ教えるほうが精神的に参ってしまう。やる気があるのかないのかさっぱりわからない人もいる。

それなりの年齢の女性はご近所付き合いや子育ての中で様々なことを学ぶはずなんだけど、なぜかごみの捨て方がアバウトとか、電話応対や接客が支離滅裂とか、いろいろな人がいる。
家ではどうしてるんだろう?

2リットルのペットボトルを5本を特大の袋ひとつに入れてしまう店員さんに「あなたこれ持てますか?」と言ってやりたいと思ったり。
この人、買い物しないのかな?なんて不思議に思う。

思いやりや優しさがないからおかしなことになるんじゃないかなー。
事務さんが思いやりのある人なら薬剤師の仕事の流れを理解しようとするだろうし、薬剤師も事務さんに「折り返し電話すると言っといてー。」とか声かけするだろうし。

昼礼でパパさんがいいことを言ってたんだ。
「カーリングで試合中に声を掛け合ってお互いに協力しあえるってことは常日頃からお互いを信頼し、話しかけやすい環境を作ってるってことだと思います。うちの薬局も話しかけやすい環境作りに力を入れて、患者様はもちろん従業員同士もコミュニケーションを大切にして何かハプニングが起きてもすぐに対処できるようにお互いを信頼し思いやりの気持ちを大切にしましょう。」と。

相手に文句を言ったり不満を持つのは簡単だけど、相手のいいところを見つけるって結構難しい。
人間て先入観で人を見たり物事を判断したりするから、相手を知ろうとしないし理解しようとしない。
恋愛も夫婦も同じ。はじめはいいところだけしか見えないけど月日を重ねるうちに不満だらけになってゆく。

が、しかし、我が身を振り返ってみるとたいしたことないし、むしろ欠点ばかりが気になる。

自分のことを棚にあげて夫に文句を言うけど、自分が妻らしいことをしているか、と言われれば足りないことだらけだ。

この歳になるとこどもたちは自立してゆき、夫婦ふたりきりになる。
寂しいけれど、元に戻っただけ。
夫はかまって欲しがるけど、永年子育てに家事にご近所にPTAにと自分の時間を犠牲にして尽くしてきた妻としてはひとりの時間を楽しみたいと思ってる。

ドラマをみながらふと考える。
ドラマはひとりでみたいけど、(旦那君はチャンネルを頻繁に変えるし唐突に別の話題で盛り上がろうとする。)

バラエティー番組はふたりでツッコミ入れながら見たほうが楽しい。

ひとり旅もしてみたいけど、美しい風景は一緒に感動する人がいたほうが盛り上がる。

お気に入りの雑誌をみながらゆっくりお茶を飲みたいけど、おみやげを食べるときは一緒に食べたほうが美味しい。

ばばと一緒に食事をしたりお茶を飲んだりした。
母と娘は話題が尽きない。
でもばばはもうまともな会話が不可能。それを自覚することすらできない。

娘はO型なんだけどほぼB型的性格なので相談には乗ってくれるけど興味がない話題にはついてこない。

息子はO型なので話好き。
スマホをいじりながら適当に相づちを打ってるけど肝心なときはコメントを述べる。
でも友達や同僚との時間が楽しいらしくほとんど家にいない。

この歳になると相手をしてくれるのは連れ合いである夫くらいなもので。
女性は結婚するとあちこちに行ってしまうので地元に残ってる人は少ない。

友達を新たに作るのは難しくて、ママ友がいるようないないような。

たまたまテニススクールで意気投合した人はいなくはないが一緒にランチしたり旅行したりするほど仲良くはない。
積極的にアプローチできる人が羨ましいなー。とても楽しそうだ。

やっぱり相手をしてくれるのは旦那君かな。
邪険にしてばかりだから仲良くしないと、と反省…。

「夫婦の距離は3メートル。」とある住宅リフォーム会社のCMじゃないけど、定年や引退後は夫婦の距離が近過ぎて離婚するケースもあるらしい。

台所から旦那君の部屋までは3メートルくらいかな。

定年後はお互いを束縛せず自由気ままに暮らしたいと願ってる。
でも残念なことに身体は着々と衰えて行き…。

使わないところから朽ち果てるらしい。筋肉を鍛えないと。筋力低下で立ち上がるのが大変になってきた。

ゆうこおばさん、ゆうこばあさんに改名は間近かも…。なんてね。

歳相応に白髪が増え、歳相応に振る舞わないといけないはずなのに、

心はいつまでも12歳。

しゃべり方を注意されたけど、ついつい相手の語調に合わせてしまう。
だって相手がリラックスしてしゃべってるのにこちらがかしこまってては不自然だから。

別の日は丁寧過ぎると注意されたけど、相手の好みを察知して丁寧語を使っただけなのに。

薬剤師ってめんどくさっ。

やってられねー、と思うこともあるけど、何かの形で誰かの役に立つならば苦労した甲斐があったかな、と自己満足。

今日もありがとうと言われた。
ありがとうは魔法の言葉。
だから助手さんがしてくれたことに対して必ず「ありがとうございます。」と感謝の気持ちを込めて言うことにしてる。
薬剤師ってさ、ごみ捨てでも片付けでも助手がやるものだと思い込んでいて、やりっぱなしだったりする。でもそれって違うと思うんだけどな。
「助手」はパートナーであり右腕なわけだから、信頼し相手の気持ちを理解しないとね。

なんだかんだで世が更けた。
明日はオフだけどそろそろ寝ないとね。

っていうか、晩ごはんたべて爆睡してたんだっけ。

気疲れしたんだよ。いろいろとね。

薬剤師ってめんどくさっ。

え?結末はそれ?


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