人を育てるって難しい。
植物なら種を蒔いてお水をあげてたまに肥料をあげればそれなりに育って行く。
あ、日光も重要だね。
植木鉢の底には穴が開いてて余分な水分を出すのに役立つ。
水のあげすぎは根腐れを招き、枯らしてしまう。
新人を育てるのは簡単そうで実はとても難しい。
植物を育てるときに品種によって土や肥料や光のあて具合が異なるように、本当は一人一人の性格を把握したうえで指導しないといけないはずなのに…。
なぜ人々は新人が仕事をまともにこなせないことに苛立ち、否定したがるのだろうか?
子育ても同じ。
誰だってはじめから上手にはできないのに。
いや、ちがう。
生まれてはじめて自転車に乗って、すぐに乗れてしまう子もいる。
水に入ってすぐに泳げてしまう子もいる。
鉄棒とか跳び箱とかマット運動とかいとも簡単にできてしまう子もいれば、どんなに頑張ってもなかなかうまくいかない子もいる。
前世が魚なら泳ぎは得意だ。
前世が猿なら鉄棒やうんてい(はしごを横にしたみたいなやつ)とか得意だ。
前世がチーターなら早く走れる。
前世がウサギならジャンプが得意だ。
でも前世が木とか草なら動くのは苦手。
人間の遺伝子の中には数えきれないほどの情報が記憶されている。
お姫様ははしたないから走らない。
武士は寡黙だ。
商人は愛想がいい。
飛脚は走りが得意。
それぞれ得手不得手がある。
が、しかし、今の日本の教育はオールマイティーを求め、できて当たり前。
できないのは努力が足りないと。
努力?
得意なことは努力しなくてもある程度できる。努力すれば他の人よりもハイパーになれる。
でも魚は走れない。
犬は泳ぐが猫は泳げない。
木や草は自力では移動できない。
風を利用したり、鳥や虫に種を運んでもらったり。
仕事をスピーディーにこなせる人は丁寧さに欠ける。
丁寧な仕事をする人は時間がかかる。
どちらがよいか。
それはケースバイケース。
でもそれぞれの個性を伸ばすか殺すかは指導者次第。
日本てさ、完璧を求めすぎるんだよね。
学校でも職場でもできないことはしかられるが、できたことは誉めてもらえない。
なぜならそれはできて当たり前のことだから。
優秀な奴は放置でいいと思う。
教えなくてもちゃんとできてるんだから指導者の出番はない。
…と思いがちだが優秀な奴は自信過剰がゆえに思わぬミスをおかし、それを隠す傾向にある。
すぐに正直に報告すれば対処できるのに。隠せば隠すほど嘘を隠すために嘘を重ねるようにどつぼにはまる。
薬剤師の場合過誤を隠そうとすればするほど取り返しのつかない事態を招く。
人を育てるということは己がそれにふさわしい人にならないといけない。
が、しかし…。
どんなに仕事がデキても人間的に成熟していなければ一人前とは言えない。
でも成熟の度合いをはかるすべなどなく、地位とか学歴とか勤続年数とかで判断。
だから相性が合わないと地獄をみることも。
子育てと同じで人を育てるということは根気と忍耐が必要。
あせってみてもどつぼるだけ。
でも1日でも早く一人前になって戦力になって欲しいと思うあまり結果を急いでしまい、ミスをフォローするどころかしかるばかり。
たしかに叱咤激励が必要なときもあるけど、叱ると萎縮し悪循環を招くのにね。
1年や2年でバリバリ働けるわけないのに。ゆうこは今の職場で一人前に仕事ができるようになったのはつい最近だよ。
マニュアル化されてないから聞く相手によって答えが違うからとまどうばかり。
仕事の流れをフローチャートにして説明を受ければどうってことないのにね。
でも世の中それが普通らしい。
その点大手チェーンなら社内教育も充実してるし仕事の流れも決まっててやりやすいかもしれない。そのかわり営業ノルマが課せられたりもするけどね。
大目にみる。
見守る。
それも大切。
人を育てるって難しい。
だから昔は食事に誘ったりお酒をおごってじっくり話し合う場を提供したりした。
でも今の若い人はそれを嫌がる。
ジェネレーションギャップと6年制卒と4年制卒との考え方の違いも加わり…。
接点を見つけるのは容易じゃないけど歩み寄る姿勢は必要かも。なんてね。
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