主婦&薬剤師ゆうこの ワガママにっき

主婦&薬剤師のふたつの顔を持つ
変なおばちゃんの日常を気の向くままに綴ります。 

慢性疲労症候群

2019年01月28日 06時14分23秒 | できごと

冬は医療関係者にとって繁忙期。

ドラッグストアも繁忙期。
風邪にインフルエンザに花粉症に肌荒れなどなど。

季節商品は特売になるから今時期にスキンケア商品とかマスクとか花粉症の薬とか風邪薬とかを買っておくといい。

水虫の薬は春から梅雨にかけてが安い。

忙し過ぎてキャパオーバー。
しかも毎日のようにいろいろ言われて…。

精神的にグロッキー。

身体の疲れは寝ればとれるけど、心の疲れは永遠にとれない。トラウマってやつ?

転職の件は空き店舗の返事待ち。
繁忙期なので採用側も手が空かない。

急ぐ用事ではない。
これからの人生どうするか、の、大事な決断なのだからじっくり考える時間も必要。

好きなことにトライするのか、現状維持で妥協するのか。

薬剤師として最後は何をしたいのか、ゴールはどこなのか。

学生時代に描いた薬剤師の仕事の目的とはひとりでも多くの人に薬の正しい使い方を伝授し、患者様やお客様の要望に応え、喜んでもらうことだった。

調剤薬局ではそれは叶わない。
なぜなら医師の処方には逆らえないから。

明らかにおかしいときは疑義照会により変更してもらえるけれど、患者様の言い分と医師の指示にズレが生じたときは間に挟まれて困ることもある。

病院に行くのが正しい選択かどうか。
本当にそこでいいの?

内科で塗り薬もらうよりも皮膚科受診したほうが治りが早いこともあれば、どこにかかっても明白な答えが得られないかともある。

なぜならば医学は発展途上だから。

人間の身体は精密機械だから人間ごときに解明できるはずなどなく、あくまでも仮説として誰かが研究し、発表し、学会で認められたらそれが正しいってことになってるだけ。

胃潰瘍は昔は胃を全摘した。
今では薬で治療可能。

が、しかし、胃酸を中和する薬とか胃粘膜保護までは概念としても効果としてもよかったけど、

PPIってホントに効くの?
その味覚異常、PPIやめれば治るんじゃないの?

副作用を認めたがらず、副作用の症状を改善する薬を上乗せすることしかしないから、

食が細くなり胃に穴を開けられて食事や薬を流し込まれる。

今の医療に疑問を感じては調剤薬局での仕事が進まないから目をつぶる。
目をつぶるからストレスがたまる。

機械じゃないから重い話を聞いたあとは気持ちが暗くなる。

ハイテンションで駆け抜けないと仕事が終わらないのはわかっている。
薬歴もさっさと終わらせないといけないのはわかっている。

でも、

大事なことが抜け落ちている。

誰のための医療なのか。
それは患者様自身のための医療なのだ。
本人の話を聞くのが先決問題だろう。そしてそれを記録に残さないとなんのための薬歴なのかわからない。

がんじがらめにされてしまう。
細かいことをいちいち指摘されあげあしとられ、仁王立ちで責め立てられたら、

生きた心地がしない。

「あなたは薬剤師としての自覚に欠ける。」とキッパリ言われたら、

辞めるしかない。

いっそのこと仕事そのものにピリオドが打てたら楽なのにな。
あと一年ちょっとで還暦だし。

でもね、年金支給年齢は「65歳」なんだわー。

不登校騒動なんてなければ今頃は主婦に専念できたのな。

でも、専業主婦はPTAやら町内会やらお金にならない仕事で結構忙しい。

どっちもどっちだな。

生きるってそういうことなのかも。

「あんな言い方しかできない人は引退したらひとりぼっちになっちゃうんじゃないかしら。」と助手さんがつぶやく。

「薬剤師ってキツイ人多いですよね。ゆうこさんおとなしいから言われ放題になるんですよ。ガツンと言い返してみたらどうですか?」と他の助手さん。

喧嘩してるほど暇じゃないし薬局長を困らせたくないし。

が、しかし、思うようにはかどらなくて、また説教。萎縮するからなおはかどらない。

お願いだ❗邪魔しないでくれ❗その説教の時間で薬歴入力終わるんだから。

て、いうか、他の人に言わないのは何故?

パートってね、不公平感感じると辞めちゃうんだよ。だってどんなに頑張ったって所詮パートはパートなんだもん。

急にただのおばさんに戻る。

薬剤師はもともと母親の夢であり、自分の意思とか持ったことなかったから、

我慢して我慢して我慢して…。

そしてこの仕事がキライになってゆく。

でもね、患者様には罪はないから。

世のため人のため。それが父の教え。

「おとうさん、今日も頑張るからね。」と遺影に向かって語りかける。

生きてて欲しかったな。
守ってくれる人がいないと辛くて耐えられないよ。

でも守りたい人がいるから頑張らなきゃ。

おかんは今日も元気じゃないと。


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4 コメント

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お気持ちよくわかります。 (zyu-dasu)
2019-01-29 23:33:42
ゆうこさん、こんばんは。
>急ぐ用事ではない。
これからの人生どうするか、の、大事な決断なのだからじっくり考える時間も必要。

その通りです。転職についてはまだゆっくりじっくり探していた方が後腐れもないと思います。

>転職の件は空き店舗の返事待ち。

紹介会社側も求人が段々少なくなっているので求職者側は素早く内定を得なければいけない状況になってきています。そうすることで紹介会社側にとってはノルマを一つ達成することになるでしょうから。
私が大事にしていることは内定を得ても比較をすることを忘れてはいけないと思います。

>細かいことをいちいち指摘されあげあしとられ、仁王立ちで責め立てられたら、
生きた心地がしない。

同感です。私のいる職場はまさにそうです。
例として、錠剤のバラが多すぎたり、一錠を作ったりすること。箱の開け方が雑だったり、薬の発注の仕方や在庫の有無(クリップある場合は在庫アリ、
クリップなしは在庫なしの)区別ができない。
薬棚の並び替え方とかごみの捨て方や掃除の仕方など細かすぎて生きて心地がまったくしません。
そのせいで体調を崩しました。(今は大分は良くなりつつあります。)

>「あなたは薬剤師としての自覚に欠ける。」とキッパリ言われたら、辞めるしかない。

私も同じ気持ちです。薬局長やスタッフからはこうも言われています。「ルール守れないことやコミュニケーションできないならやめちまえとか」や「それではどこも勤めることはできないよ。」、「あなた薬剤師なんだろうちゃんとやろうよ。」、
「これは何度も言ったよね。」「きちんと報告しなさい。」などを言われます。
ほとんどは自業自得で招いた結果ですが、威圧的に言われるので気持ちを切り替えるのが精一杯なので
怒られた内容や注意された内容(普通なら注意された内容や怒られた内容を覚えていなければなりません。)より怒られたことそのものに捕らわれているため仕事の内容が覚えにくくなっています。(メモを取って見返してはいます。)
薬局長は「私の気持ちがわかるか。」など相手の気持ちより自分の気持ちを優先している発言を言いました。
こういった叱責が続いて体調も崩しただけでなく、働く意欲も失われているのは確かです。
選択肢は薬剤師として転職するか、現職に留まるか、薬剤師以外の仕事を見つけるか。仕事から完全に手を引くことも考えています。
自分にとって何が正しいのかわからないです。
しかし、最善の道を進むように心がけます。
今は薬剤師としての転職に向けていますが、
自分に納得できない仕事が見つけられないなら現職に留まる方針です。(退職する場合は引き留めにあう可能性が高いからです。)

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慢性疲労症候群 (loco)
2019-01-30 07:36:25
いつもブログを読ませていただいてます。
今回のタイトルにドキッとしました。
私の家族が高校生のときに慢性疲労症候群と診断され、それからずっと自宅療養です。
人生いちばんいいときを自宅で過ごしています。
ゆうこさまは慢性疲労症候群なのですか?
いつも疲れているという意味で使っている言葉だとしたらなら、同じ医療関係者としてとても悲しく思います。
返信する
locoさんへ (ゆうこ)
2019-01-30 08:02:24
コメントありがとうございます。
以前ブログにも書きましたが、寝ているときのほうが心拍数が多くて、他にもさまざまな症状に悩まされています。薬を飲んでいないけど充分にうつ病ですし。
引きこもりたいけど守らなければならないものがあるから…。
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zyu-dasuさんへ (ゆうこ)
2019-01-30 08:12:29
コメントありがとうございます。
短気は損気ですよね。
お互い居場所がみつかるといいですね。
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