今日P.O Boxを覗いて見ると、Amazon Japanで注文をして実家経由で送って頂いた本が到着していました
も~超うれし~ っということで「善の研究」(NHK100分de名著)を一気に読んでみたのですが
「人は誰もが生かされている」など、うんうんっと共感できる部分が非常に多い内容でした。
2度の戦争を体験し、いつも笑顔でいられる状態ではないときに
自分を掘り下げていくのはとても大変なことだったのではないかと想像します。
「哲学は宗教を語ることで帰結する」という西田さんの言う「善」とは
Self-realizationなのだそうです。
この言葉は「自己実現」と翻訳されるのですが、日本語の「自己実現」には2つの意味があります。
① アメリカの心理学者マズローの説で、自己の内面的欲求を社会生活において実現すること=Self-actualization
(人間には下位から順に生理的欲求,安全への欲求,社会的欲求,自尊欲求,自己実現欲求があり,下位の欲求が充足されると,より上位の欲求が人間の行動動機となるとした。自己実現欲求は,人間の物質的欲求が充足されたあとに発現する欲求である。したがって豊かな社会においては,この自己実現欲求が人間の重要な行動動機であると考えられている。:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)
② T=H=グリーンやブラッドリーなどの倫理説、「自己が本来もっている真の絶対的な自我を完全に実現すること=Self-realization
現代では①の自分の願望を実現させることという意味で使われることが多いようですが
西田さんの言うSelf-realizationは「円満な発展を遂げる」ことであり、内なる叡智と自他を超えた愛の顕現ということで
②の方の意味が近いですね。
要するに善とは、仏の境地になること?
機会があれば読んでみて下さい♪ (次はアーユルヴェーダを読むのが楽しみです♪)
(今日はマドレーヌを焼いてみました超簡単まぜるだけレシピ)
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