Sクリニックに行った時の事。
私は、先生に、こう言っていた。
「先生、私がここに来なくなったら・・・・、死んだと思ってくださいね」とー。
半ば、本気、半ば冗談、そして半ば、先生がどんな顔をなさるかという、いたずら心である。
案の定、先生は、少し戸惑った顔と、少し笑った顔でいらした。(まだまだ、とんでもない、とは、おっしゃらなかった)
私は、笑ってしまった・・・・。
先生は、消化器内科専門、お忙しくて、在宅医療をなさるわけでもない。
だから、私がもし、意識を失ったら、そのまま、別の病院に運び込まれる・・・・、それっきりになるかも・・・・、と。
なぜ、そんな話がふいに出てしまったかと言うと、丁度その時、待合室で出会ったお友達との会話の中で、知り合いの○○さんが、突然入院されたことを知ったせいである。
その方とは、私は同じ年。
ショックだった。
先日、樹木希林さんの、NHKドキュメンタリー番組を見た。
彼女は、もう15年も前から、ガンを患っておられた。
幸い、おとなしいガンだったのだろう。
しかし、75才で、やがて力尽きた。
その長い間、生と死に向き合っていらしたので、我々から見ると、なにか、淡々とされているように思えたが、彼女にとって、ガンと闘うことは、日常的なことのようであって、ご自分が、今までこうして生きて、やって来られたことの、満足度の現れなのかもしれない、と、私は考えてしまった。
死を意識するようになると、生き方も変わるのかもしれない。
そう、思った。
私は、先生に、こう言っていた。
「先生、私がここに来なくなったら・・・・、死んだと思ってくださいね」とー。
半ば、本気、半ば冗談、そして半ば、先生がどんな顔をなさるかという、いたずら心である。
案の定、先生は、少し戸惑った顔と、少し笑った顔でいらした。(まだまだ、とんでもない、とは、おっしゃらなかった)
私は、笑ってしまった・・・・。
先生は、消化器内科専門、お忙しくて、在宅医療をなさるわけでもない。
だから、私がもし、意識を失ったら、そのまま、別の病院に運び込まれる・・・・、それっきりになるかも・・・・、と。
なぜ、そんな話がふいに出てしまったかと言うと、丁度その時、待合室で出会ったお友達との会話の中で、知り合いの○○さんが、突然入院されたことを知ったせいである。
その方とは、私は同じ年。
ショックだった。
先日、樹木希林さんの、NHKドキュメンタリー番組を見た。
彼女は、もう15年も前から、ガンを患っておられた。
幸い、おとなしいガンだったのだろう。
しかし、75才で、やがて力尽きた。
その長い間、生と死に向き合っていらしたので、我々から見ると、なにか、淡々とされているように思えたが、彼女にとって、ガンと闘うことは、日常的なことのようであって、ご自分が、今までこうして生きて、やって来られたことの、満足度の現れなのかもしれない、と、私は考えてしまった。
死を意識するようになると、生き方も変わるのかもしれない。
そう、思った。