【THE GODFATHER: PART II/MARIO PUZO'S THE GODFATHER: PART II】
1975/04公開 アメリカ 200分
監督:フランシス・フォード・コッポラ
出演:アル・パチーノ、ロバート・デュヴァル、ダイアン・キートン、ロバート・デ・ニーロ、ジョン・カザール、タリア・シャイア
巨大な組織を 若い新しいゴッドファーザーが 受け継いだ-
『ゴッドファーザー』の2作目。5年後・・・。ドン・マイケル・コルレオーネは、拠点をニューヨークから西部のネバダ州タホー畔に移します。父のあとを引き継いでドンとなったマイケルの苦悩や復讐を父・ビトーの少年時代からファミリーを築きあげるまでをおりまぜた壮大な人間ドラマ。1974年アカデミー賞、作品賞、助演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)、監督賞、脚色賞、作曲賞、作曲賞、美術賞受賞。
続編というより1と2を合わせてひとつの作品ですね。コルレオーネファミリーを2世代に渡りじっくり描いたNHK大河ドラマのようなスケール。ただ・・・前作もそうなんですが、とにかく登場人物が多くて~っっ。相関図を片手にもう一度じっくり見直したいなァ、、、。それと年代順に観てみたいような気もします。
こちらも私なんかが語れるような作品じゃぁないですね。
恐れ多い、、、
前作でドン・ヴィトー・コルレオーネを演じたマーロン・ブランドの存在感は大きくて、出演していないのにも関わらず要所要所でお姿がちらつくんですよねぇ。マーロン・ブランドのヴィトーがあってロバート・デ・ニーロのヴィトーが活きてくるように思います。
父ビトーがこの世界で少しずつのし上がっていく様子と、息子マイケルが不安定な組織を支えていく様子が交互に描かれているので対照的な二人を比較して見られるのが面白いです。
最初は交互に出てくるのでわかりにくいと思ったのですが、人間的な部分での父と息子の違いや時代の変化がわかって面白い描き方だなと思いました。ラスベガスの開発やキューバ革命などを取り入れているのも興味深いですね。
アル・パチーノもロバート・デ・ニーロも若くて素敵。ややミーハーな感覚で観てしまったりするのですが、お二方とも素晴らしい演技で1作品で2度おいしい。 ←おいおい。だけど苦悩と孤独感がびしびし伝わってくるアル・パチーノが切なくて個人的には、ロバート・デ・ニーロよりもアル・パチーノを追ってましたわ。
1作目を観てることで、回想シーンでのファミリーそれぞれに感情移入が出来てグッとくるものがあります。覧終わったあとはまた1作目から見直したくなります。登場人物それぞれ違った角度から観てみると面白いのかもしれません。うーん、奥が深いぞっ。
まだIIIが残ってますが、ここまで壮大なスケールのドラマをつくったコッポラ監督の偉大さをとても感じますね~。長丁場なんで今まで後回しにしてしまって申し訳ないです監督!!
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