『SARS JOURNEY』
公開:2004年劇場未公開
製作国:中国
監督:ワン・チア
出演:チュアン・ツー、リウ・チーピン、リー・ユーピン、ツェン・ホイフェン
☆story☆
新型ウィルスSARSに汚染された特急列車が中国大陸を爆走する未曽有の恐怖を描いたサスペンスアクション。SARSの猛威に揺れる中国。女医のヤンビンは軍の医療チームに招集され特急1120号に乗車。だがその列車には、病院を脱走したSARS患者が乗っていた。
今はすっかり記憶の底に埋もれつつある“SARS”。
感染者が自分勝手な行動のために乗り込んだ列車内で感染が確認され、乗客が恐怖とパニックに陥ってしまうお話です。
一時は日本でも大騒ぎになってましたが、結局感染元はわかったんでしたっけ?
列車に乗り合わせた軍医のヤンビンの勇気ある行動と対応が良かったです。
途中、悲しい出来事もあったり、医者でもあるかつての恋人が乗り込み一緒に患者を助けたり、ちょっとしたラブストーリーもあったりで内容は盛り沢山ですがうまくまとまってたと思います。
“SARS”の恐怖はわかるので、列車内で感染者が見つかった時は緊張しますね。
しかもSARSに感染したと知りながら病院から抜け出すという勝手な行動するヤツがいるし。
感染元でもある会社の社長がまたまた悪いやつでしてね。
元従業員に給料を払わずに逃げようとしてるし、それを持ち逃げしないように見張ってる元従業員たちの行動もちょっとねぇ、、、
1人感染が確認されたのに、堂々と乗り込んでくるのもどうかと思うよ。
給料がもらえないと妹の学費が払えない、という人もいて必死と言えば必死ではあるんですけどね。
しかも列車は動く密室ですから、それなりに緊張感がありました。
感染者のひとりは途中の駅で降ろしたんですが、その後確認された時には次の駅までは5時間もある。
夜はひどい雷雨と風で線路に木が倒れて危うく脱線か!になるし、乗客はとにかく降りようとパニック状態。
気持ちもわからないこともないですけどね。
“SARS”に限らず、これからもどんな未知のウイルスが発生するかわからないので過去の病気ですませられないですね。
昔観た『アウトブレイク』を思い出しますよ。
あれも怖かった・・・
今回は列車が駅に到着するまでは降りられないという完全に逃げ場がない場所を設定したのが、緊張感を持たせてくれたと思います。
中国もなかなかやるじゃん!
滅多に観ないんですが、映像が古い感じなのはわざと?
すごく古い作品かと思ってしまいました。でも“SARS”ってそんな昔でもないんですよね。
軍人さんでもある女医のヤンビン役の方がとてもかわいい人でしたーっ(゜∇^*)
声もかわいいです。
未公開ながら意外に面白かったです!
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