英語と仕事の好きなワーキングマザーゆきの日記

小4、小1のボーイズを抱える、管理職ワーママの日記。お酒、ランニング、旅行とショッピング、仕事について綴ります。

子育て期間中もキャリア磨き

2011-12-07 06:23:16 | 子育てと仕事
昨日の日経新聞夕刊「らいふプラス」の記事です。

育児休業中や短時間勤務制度を利用する女性が、
大学などに通って積極的にキャリアを磨く姿が目立ってきたそうです。
背景にあるのは
 (1)産休・育休で職場を一定期間離れる女性の思いと、
 (2)育児期間中の女性の労働力としての活用を模索する会社側の思い。
の2点。
この記事を読んでどちらかというと(2)企業側の思い、に強いメッセージがこめられているように感じましたが、
それに対してワーママの端くれである自分が働く女性側として考えるところがありました。

まず(1)女性側の思いとしては、
 ・出産・育休後に職場に復帰したら、「浦島太郎状態」だった。
 ・「子どもが熱を出したらと、責任ある仕事も受けられない」状態。
 ・「このままでは会社に必要とされなくなってしまうという危機感」
上記のような思いが資格取得やキャリア磨きのモチベーションになるというもの。
「復帰後に仕事の効率が上がり、育児と仕事の両立がしやすくなる」ということで
「子育て期間中はキャリア磨きのチャンス」だと説く、専門家の声もあるようです。
確かに1日数時間のまとまった時間を継続的に勉強に充てるには、
子育てしながらフルタイムで働いている期間よりも、
育児休暇中のほうが向いているかもしれません。
普段から資格取得等の必要性を感じているのであれば
育児休暇を機にキャリアアップのために勉強というのも選択肢の1つだと思います。

(2)企業側の人材活用としての育児中社員への思いの方。
2010年度の育休後復職者の約36%が「短時間勤務制度」を利用しており、
今後更に利用者が増える見込みだそうです。(厚生労働省の「雇用均等基本調査」より)
仕事と育児の両立支援制度が充実する一方で、
 ・「周りの従業員の負担が増え、調整が難しい」
 ・「人事評価が難しい」
といった、両立支援制度を実際に職場で運用する上での問題点が生じてきているそうです。
また、「育児で長期間仕事の調整をするうちに、キャリアを真剣に考えなくなる人が増える」、
「制度を使って"なんとなく"働き続けるだけで、モチベーションが上がらない社員もいる」という人事担当者の声も。
育児休暇を取得する人材の中には中堅にさしかかった社員も多く
企業側は人材不足解消に向け「育児中の社員の戦力化が重要課題になってきている」
というところから来る本音?とも取れる企業側の声なのだと思います。

企業側には企業側の思いがあるのは当然です。
自分もワーキングマザーの端くれなので、そして正に産休・育休後また復帰しようとしているところなので、
働く側の立場で感じることは大きく3つです。
これは第1子のときの、復職時の時短勤務→フルタイム勤務を経験して思うことです。

(1)使える制度があるのであれば十分に有効活用すべき
まずは出産や育児に特に手のかかる期間を乗り切るために
育児休暇や短時間勤務制度が必要なのであればもちろん使うべき。
会社側が必ずしも100%の力で働くことが出来ない期間の社員の活用法を
模索している上記のような現状があるものの、
それでも会社をやめるより勤続して欲しいという考えでの制度整備だと思います。
また社員側も会社のそのような支援制度を"支援"するために
"制度"を利用するまでの間身を粉にして働いてきたのだから
制度を使える資格があるのであれば使うべきだと思います。

(2)育児中も可能な範囲でキャリア磨きに取り組むべき
(1)の制度を利用した上で自分のキャリアを磨くために
"可能な範囲"で責任のある仕事にトライし、成果を残すことが重要だと私は感じます。
子どもに手がかかる期間は限られているので、中長期的な自分のキャリアを考えたときに
(特に子どもが小さいときの)育児中に何が出来るのかと考えるようにしています。
責任のある仕事をするためには周囲の人とのコミュニケーションと、
任された以上は仕事をやり遂げる覚悟が重要です。
コミュニケーションと言っているのは、
短時間勤務中の社員にどこまで仕事を任せていいのか周囲の人も模索している場合が多いので、
"自分はここまで出来るのでやらせてください"という意思表示をする必要があるということ。
実際に自分の上司とこのようなコミュニケーションを取った結果、
以前より重要度の高い仕事を任されるようになったという時短勤務中の方のお話を聞いたことがあります。
そして覚悟といっているのは、仕事を引き受けると自分が決めた以上は育児を言い訳にせずに仕事を仕上げる、
ということ。
仕事をするプロフェッショナルである以上は責任が生じますよね。

(3)は育児中の人事評価について書こうと思うのですが、
 長文になってきたので一旦休憩。
 後日もう少し整理してまとめたいと思います。



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2 コメント

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同感です! (chumumama)
2011-12-08 00:47:37
いろいろ、同感です!
特に、
"可能な範囲"で責任のある仕事にトライし、成果を残すことが重要だと私は感じます。

また、時短でも、成果を残すことは可能だと思います。ただ、私は時短で1時間減らすなら、残業しないでフルのほうが、成果をだしやすいし、いいかなあと思っていますが。それは、いろいろな家庭の事情や、自分の価値観によってそれぞれですよね。
短い文章で書くのが難しいので、私も今度自分のブログに書いてみたいと思います。お体、お大事に♡
返信する
Unknown (ゆき)
2011-12-08 09:07:58
>chumumamaさん

コメントありがとうございます。
私も個人的にはフルタイムがよいと思っています。もちろん時短でも成果を残すことは出来るけど、会社・上司から評価してもらうには時短は不利になると思うからです。(そのあたりを続編に書きました。)chumumamaさんもおっしゃるとおり、時短にするかフルタイムにするかはワーママの置かれた環境とか考え方に寄ると思います。
またchumumamaさんの日記にもお邪魔しますー
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