空の幻像
浜辺で踊る白い服の女の子を見た」そう話した翌日、
女性はシェトランドのアンスト島で失踪し、ペレス警部たちが捜索を開始してまもなく死体で発見された。
彼女はテレビ番組制作者で、親友の結婚式のため夫や友人と島を訪れていた最中の悲劇だった。
彼女のいう“少女”と事件との関わりは…
CWA最優秀長編賞の栄誉に輝いた現代英国本格ミステリの名シリーズ、新たな傑作長編。
以上は内容紹介はアマゾンよりお借りしました。
シェトランド四重奏・・ペレス警部が活躍するシリーズですが
すっとばして最新のを図書館で借りました。
というか、本音はシリーズ始めっから順に読みたいのですが
図書館にないので仕方ありませんわ。
飛行機やフェリーを乗りついで何時間もかけていくしかないシェトランドの
最北の島、アンスト島・・・シェトランドといえばセーター・・くらいのイメージしかなかったのですが(笑)
小さな島の密な人間関係、家族の濃い繋がりを、ていねいに描いていて
ミステリですが、人間ドラマの要素がとても強い小説になっています。
すべての登場人物の心模様、とても複雑で、追っていっても、はぐらかされるし
みんな嘘つきだし(笑)というか、かくしごとがいっぱいあって、なかなか本筋が
見えてきません。
ここで読み手は少しイラつくのですが、
さすがのアン・クリーズス、じわじわ小出しにしながら、読み手をひっぱり
後半いっきに真相をさらけだす・・・という手法に翻弄されました、
が、これって嫌いじゃないのよね、うん。
イギリスBBC制作のミステリ「ヴェラ」の作者でもあるアンクリーズスですが
ヴェラも始めの方は見れていないので、
今日、AXNミステリーでの一挙放送、しっかり録画しようと思ってます。
今年のGW、「おうちにいよう週間」は、ヴェラ三昧ですな^^
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