青光の街
2016-12-10 | 読む
・・・いくつもの事件が描く複雑な陰影から驚愕の真相が浮かぶ
ノンストップ・サスペンス・・・とありますが、
たしかに登場人物が多い。ざっくり30人強。
この一覧にはその人物の職業やら関係やらが一行程度書かれていて
それを見ながらどんなストーリーが展開されるのかを想像するのがまたおもしろいんです。
ステキなディナー前のアペリティフって感じでしょうか?
アルコールぜんぜんダメですけど(笑)
何かありそな人が次々出てきて誘拐騒ぎや身辺捜査、もちろん殺人事件も!とややこしいうえに
交換殺人ときているので、もつれまくりのこんがらがりですが、
随所に殺人者のモノローグが入り???これはいったい何者か??・・ノンストップ列車もしばし小休止です。
このモノローグ挿入ってミステリーにはよく使われますが、この小説はもうひとひねりしてあって、上手いなあ~♪とパチパチ。
ラストの一行・・<秋子でも誘って>
万感込められた最高の一行だとパチパチパチ。とてもスマートなミステリでした。
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