Photo@Story

~ 見たり 読んだり 出かけたり ~

乱読を止めましょう。

2011-01-28 | 読む

 

 

どうしてどうして乱読傾向におちいってしまうのか・・・・・・

それには大きな原因がある。

図書館の新作入荷に合わせて、気になる本をどんどん予約していくと

常に手元に10冊くらいの本が積まれていることになって、

当然

返却日に間にあわせるべく、速足になってしまう。

 

たとえていうなら

2時間限定のバイキングで、あれも食べたいこれも食べたいと

欲張って味わう余裕もなくお腹にいれていく感じに似ている。

 

今年は吟味してゆ~っくり読むことにしました

 

下につらつら並べる本は、年末年始に食べ散らかしたモノなので

なかには美味しいものもあった・・・と思う・・けれど・・・

うろ覚えの感想になってしまっていることを、先手必勝

ごめんなさいってまず謝ってしまいます。

 

ちなみに

3つはフツーで、読んで損はないけれど特にオススメでもありませんって感じの

ランク付け by yukien です。

 

 

<謎解きはディナーのあとで> 東川篤哉著  

 本格謎解きの短編集で軽く楽しめるが、30万部とか40万部売れてるっていうけれど

ホンマかいな~って思ってしまう。

お金持ちの令嬢が刑事で、その執事が彼女の代わりに難事件をいともカンタンに

解くんだけど 「謎解きは朝飯前」 ってタイトルにすれば と突っ込んでしまった。

 

<禁猟区> 乃南アサ著

 こちらも警察官がメインで、職務規定違反でタイホされるおまわりさんが

いっぱい出てくる短編集。まあ~警官も人間やなーって思いながら

特に第1話の婦警さん。。自分が補導した男子がホストになっていて彼に入れあげるという

設定がなかなか見につまされた。すべてのお話が2時間ドラマ風でおもしろいかも。

 

<灰色の虹> 貫井徳郎著  おまけの涙

冤罪をきせられた青年の復讐話。と一言ですますには、すごくすごくすごく重いストーリー。

読み終わってから、自分自身、今まで平穏無事に生きてこられたことが奇跡に思えてくる。

ラストは青年が一番幸せだった頃のことで終わっているのがまたまたつらい。

そして犯人がわかってますますつらくなる。

と言うわけで、かなりしんどい本ではあるがちょっとオススメでもある。

 

<抱擁、あるいはライスには塩を> 江國香織著 

「灰色の虹」のあとに読んだので、ほっと一息って感じ。

この作者ものは、ページをめくるたびにいい香りが立ち上がるという気がする。

別に、紙にお香を忍ばせているでもなくコロンをまぶしているわけでもないのにね。

いろんな意味で自由を考えつつ・・・

ものぐさな私は自由より少しの束縛を選んでしまうだろな。

 

<フラワー・オブ・ライフ> よしながふみ著 

 「大奥」の作者です、なので、登場する男子がみんなステキです

解説で、あさのあつこさん(バッテリーの著者)が

真島海クンに恋をした って書かれてたけれど・・・おもいっきり わっかるわ~

しかしあんな16歳いてへんで。。。それがフィクションのイイとこですけど。。

人生の花盛り こんなハイスクールライフが送りたかった。

 

 

<硝子の葦> 桜木紫乃著 

ミステリですが、ラブホテルの裏方がよくわかって興味深かった。

主人公の女性のキャラが好きじゃないので感情移入できなかったけれど

2時間ドラマ(またかいな~) にすれば面白いと思う。

キーパーソンである女の子の書き込み方が、ちょっと弱い気がした。

ブキミさとか恐さを感じさせるエピソードが少ないかな。

 

 

<凍花> 斉木香津著 

 本のカバーが恐い

はた目に見れば特に問題もない仲良し3人姉妹。

その長女が次女を殺めてしまうが、動機がわからなくて、三女がいろいろと探るうちに

姉の素顔があきらかにされていくというストーリー。

感動のラストだが、もうひとひねりして欲しかったかな~欲をいえば。

しかし、なんで、どうして、

こんなカバー絵にしたのかな。。それが一番のミステリー(笑)

 

 

<白銀ジャック>  東野圭吾著 

珍しく主人が先に読みだして、半分ほど読んだくらいだったか、

   「う~ん・・この老夫婦が犯人やな」

もう まだ私読んでへんのに言わんといてよー と文句一発

しかし・・残念・・犯人ではありませんでした。

登場人物がすべて役割通りキレイに収まって、気持ちがいいラストだが、

大きな声では言えないけれど、ちょっと都合良過ぎるとちゃうのん

 

 

 <長い廊下がある家>  有栖川有栖著 

言わずと知れた本格ミステリの大御所。

特別スゴイこともないけれど、駄作でもなく、フツーの安心感がある。

また、テレビで綾辻行人とやった

「視聴者に挑戦!安楽椅子探偵」のシリーズ やってくれないかなあ

 

<第二音楽室> 佐藤多佳子著

「一瞬の風になれ」 の著者。

NHKの中学生日記みたいだけど、登場人物たちがみ~んな可愛い。

悩んで笑って、泣いて歌って、怒って凹んで、エトセトラエトセトラ・・・。

本来、中学生はこうあって欲しい!と願う、というか、祈ってしまいそうになった。

ここに出てくる中学生は、化粧もしてないしクスリもしてないし援交もイジメもないから。

 

<小説のように> アリス・マンロー著

本の装丁がとってもステキなので撮ってトップに貼った。

本の後ろには、絶賛の嵐の如くコメントや「短編の女王」でなんたら賞受賞とか

ものすごい勢いで褒めちぎってあるので、

なんとなくまだ手が出せずにいる・・・なので星はなし。

 

以上、 長々と読んでいただきありがとうございました

ハハ 流し読みってかい

 

 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
乱読もすてきかも・・ (れいこ)
2011-01-31 14:16:50

ミステリー一辺倒の私にとっては yukienさんのお勧め本 とっても参考になります。
ぜひぜひ 今年もいろんな本をご紹介くださいね。 
(もっとも 家ではドラマをみてばっかりで読書が一向に進まない状態です。 今年はまだ パトリシア・コーンェルの核心しか読み終わってません・・・)



 
返信する
れいこさんへ。。 (yukien)
2011-01-31 17:02:44
乱読もすてきかも・・・?!
そう言ってもらえると、またまた乱れ読みに走ってしまいそうになるやん@@(笑)

ちなみに今年は「すみれ会」やるで~!!
返信する

コメントを投稿