バーゲンでコートを買った。
いろいろ試着して、最終候補に残った二着は
白に近いグレーのモヘアのコートと赤いダッフルコート。
迷って迷って迷いに迷った。
一人だったので相談相手は店員さん、これがまたやっかいで
敵か味方か判断がつかない。
「お客さまあー、それ全然似合ってませんよおー」
とか
「その形は50代はムリですよー」
とか
正直に言ってくれる店員さんを置く勇気のあるブティックはないものか。。。
それはそれで、プン!とむかついて帰るだけか(笑)
手持ちのコートとダブらないような色、気分UPするようなコートも欲しかったので
赤いダッフルコートに決めた。
ついでに黒いパンツとセーター二枚買うと大荷物になってしまったので
お取り置き・・ってことで、日を改めて取りに行くことにした。
バーゲンで半額で買えたことが嬉しくて心の中ひそかにガッツポーズ!
しかし
帰りの電車の中、コート姿の女性がいつにまして気になる。
黒や茶、ベージュとかグレーがほとんど・・・あ~赤いコートって目立つかなあ、やっぱり。
お店の人は
「大丈夫ですよ~真っ赤じゃあないし、シックな色のパンツやセーター合わせると
きれいにお召しいただけますよ!」
って、そりゃ、いくら何でも黄色いパンツは合わさんでしょ、フツー。
せめて5年は着たいけど、
フードのついたダッフルコート、学生さんじゃあるまいし、ましてや赤、
65歳のおばはんのダッフルコート姿って、かなりイタイかもしれない・・
町の景観をそこねるかもしれない・・・
みなさんの失笑を買うかもしれない・・・
で
身近なところで二歳下の妹に聞いてみた。
「ねえ~ねえ~どう~思う?ちょっとムリある感じ?」
彼女いわく
「大丈夫やって!いけるいける!」
とお気楽にいう彼女のコートは、綺麗なボタン色@@
二人並ぶと恐ろしく悪目立ちするぜ。
モノトーンの冬に 艶やかに咲く 花二輪~♪
とか、ゆってる場合じゃないかもしれない。
群ようこ著 「衣もろもろ」
小説すばるに連載されたエッセイをまとめた本だが、ファッション全般について
歯には衣きせず、もろもろおもろく描かれている。
著者と同年代なので、
洋服選びやヘアスタイル、お化粧のしかたなど 悩みも一緒、共感できる。
太った痩せたではなく老女化していく肉体・・・
ヘアスタイルが似合う似合わないではなく薄く白く細くなっていく毛髪・・・
ううー。。この辺で止めとこ(笑)
からだ年齢とこころ年齢の差を認めつつ、うまく折り合いをつけるのってすごい難しい。
おまけのフォト・・・コレが例のものです^^
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