「あの人、本当は怒りたいんじゃないの?」
高校への進学を機に、叔父の家に居候することになった直達。
だが最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性、榊さんだった。
案内された家の住人は、親に黙って脱サラしたマンガ家(叔父)、女装の占い師、ヒゲメガネの大学教授、どこか影のある25歳OLと、いずれも曲者揃い。
そこに高校1年生の直達を加えて、男女5人での一つ屋根の下、奇妙な共同生活が始まった。
共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす25歳OLの榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、
彼女と自分との間には思いも寄らぬ因縁が……。
中略
前作から4年の沈黙を破った田島列島が、ユーモラスかつセンシティブな独特の筆致で描くのは、
家族の元を離れて始まる、家族の物語。
「別冊マガジン」連載時より作家、著名人、漫画読みから絶賛の声が続々!
宝島社「このマンガがすごい!2015」オトコ編第3位、マンガ大賞2015第2位など各漫画賞を総ナメにした名作『子供はわかってあげない』の田島列島、待望の最新作!
以上、内容紹介はアマゾンよりお借りしました。
先々週くらいの、読売新聞日曜版の書評を読んで読んでみたいな~と思い
アマゾンちゃんで購入しようとするが電子版しかない。。
本はやっぱり紙で読みたい派なので、あちこち探しなんとか購入できた。
少し苦労して手に入れたモノってなかなかに尊い感がある(笑)
線の淡泊な漫画が好のみなので、まず表紙で合格、色もきれい、好きかもの予感。
ゴテゴテしたのは、暑苦しくて息がつまりそうなのでダメ。
内容はというと、
主人公の男子高校生とだいぶ年上のOLさん、二人の親がW不倫していたという
やっかいなお話なのだが、さらりと描いている。
さらりとしている分、読者は考えを巡らせてひとつのセリフから心情を読みとるという
作業をしっかりしなければならないようになっている。
なので、そういう作業はじゃまくさい・・ちゃんと絵で描いて!セリフで言わせて!説明してよ!
と思う人には、向いていない漫画かもしれない。
男子高校生の父親が下宿先を訪ねてくるシーン・・
例のW不倫の末、結局は家に戻ったというふてぶてしいヤツ登場のシーン・・
が、腰砕けそうになるほどの、ふやけたシュマウマイのような顔に
「こんな男が不倫?」と思ったが
いやいや、実際はこんなもんなのかも、と思い直したり。
三巻で完結だけどこの後どうなるのかな。。
シュマウマイはシュウマイのまま終わるのか。。
いや、シュウマイはどうでもいい、別の話。
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