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あやかしの裏通り

2019-07-29 | 読む

 

各年末ミステリランキングにランクインした傑作!
・『2019本格ミステリ・ベスト10』 第2位
・『このミステリーがすごい!2019年版』 第6位
・「週刊文春ミステリーベスト10 2018」 第8位

・カバーイラストはポール・アルテ氏自身の筆によるもの(日本語版だけ、日本の皆様だけのために)。


・作品に出た怪事件のもとになったのは、アルテ氏自身の実体験。

氏本人が撮った、その体験をした場所の写真をスケッチ風にした絵を本書の最後に収録。
・ミステリ作家・芦辺拓氏による解説を収録。

ロンドンのどこかに、霧の中から不意に現れ、そしてまた忽然と消えてしまう「あやかしの裏通り」があるという。

そこでは時空が歪み、迷い込んだ者は過去や未来の幻影を目の当たりにし、

時にそのまま裏通りに呑み込まれ、行方知らずとなる――単なる噂話ではない。

その晩、オーウェン・バーンズのもとに駆け込んできた旧友の外交官ラルフ・ティアニーは、まさにたった今、

自分は「あやかしの裏通り」から逃げ帰ってきたと主張したのだ!

しかもラルフは、そこで「奇妙な殺人」を目撃したと言い……。謎が謎を呼ぶ怪事件に、名探偵オーウェンが挑む!

出版社からのコメント

・「名探偵オーウェン・バーンズ」シリーズ第一弾。

シリーズ全作刊行! 六冊の長編と四作の短編、続々刊行。


・ポール・アルテ氏から日本の皆様へのご挨拶の映像も小社のホームページで公開しております。

 

 

 

いつものごとく、アマゾンからお借りした内容紹介ですが、

まあ~なんと大仰なというか長ったらしいというか・・・

 

これで、おもしろくなかったら怒るで!と言いたいところですね(笑)

 

読み始めてまず、浮かんだのがホームズとワトソンにそっくりな二人が登場~

んん?これってシャローックホームズものじゃないの?!と

思わず解説やカバー裏など見返してしまいました。

 

内容はミステリというよりも探偵小説と、昔風に呼びたくなる懐かしい筋立てです。

 

ただこの「あやかしの裏通り」ですが

私のような方向オンチにとっては、不思議でも謎でもありません。

 

ポスターやお店、目立つ人物などが配置されれば、

A通りがB通りになっても、まったく疑うことなく信じてしまいます。

 

これはトリックだろうと早々に見破ることができたのは、

そのおかげでしょう。

こんな所で方向オンチが役にたつなんて・・ね。

 

もうひとつネタバレになりますが、

クリスティがよく使う手で、本当は仲が良いのに

大勢の前でわざとケンカして、険悪の仲っぽく見せるやり方。

 

この本でもコレがわざとらしく使われています^^

 

ミステリを読むときは、ついつい、トリックや犯人探しに終始してしまいがち

なので、あんまり考えないで、気持ちよくだまされそう~と毎回思うのですが

今回もまた頑張ってしまいました。

 

シリーズ第二弾、次こそ気持ちよくドンデン返されよう!

 


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