今日午後1時から千葉市議会第2回定例会が開会しました。ふくなが洋市議(中央区)が35年勤続の特別表彰を受けました。その後に市長から今議会の議案の提案理由説明がありました。
続いて、日本共産党千葉市議団を代表し、吉田まさよし市議(稲毛区)が、「発議第4号・千葉市土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の一部を改正する条例」の提案理由の説明を行いました。提案理由の概要は以下の通りです。
建設汚泥その他の産業廃棄物を中間処理施設において中間処理をおこない有用な資材として再生した物の埋立て等を条例の規制に規制対象にするための条例の一部を改正するものです。「再生土」の埋め立てで、有害物質が基準値を超えて、県内でも環境汚染の心配が高まっています。背景には、法的規制がないために野放しになっているのが現状で、千葉市が独自に条例として規制しようとするものです。
再生土について環境省は平成18年7月4日「建設汚泥の再生利用指定制度の運用における考え方について」の技術的な助言として「適正な建設汚泥の再生利用の促進を期待している」としています。
そして千葉県はすでに平成28年9月15日に、再生土の埋立等に関わる行政指針を定めています。しかし強制力や罰則がないため基準を守らない業者や届け出をしない業者が大きな問題となっています。そうしたなか、県内では再生土の埋め立て工事で悪臭・地下水汚染などの環境破壊が起こり、住民との間でトラブルが発生をしています。環境を守るために県内ではすでに17もの市町村が独自の規制条例を制定しています。
千葉市でも速やかに条例を制定して自然環境や生活環境を保全して災害の発生を未然に防止し、住民の健康と快適な生活を保障しようとするものです。
吉田まさよし市議は、「千葉県も条例化の検討を協議中と聞いていますが先行きが不透明です。千葉市が独自に条例化を急ぐことが緊急に必要です。地域環境は汚染が明らかになっては遅いのです。環境破壊の未然防止のために「再生土」への規制を強化する条例提案への賛同を」と提案しました。
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