2月1日2日と幕張メッセで行われている自治体問題研究社主催の「市町村議会議員研修会」に参加をしています。ある議会の議会運営委員会が参加したり、北は北海道から南は沖縄までの自治体の議員、すべてではありませんが参加しています。全国から250人もの市町村議が参加されています。
今日は記念講演として、「地域の自治と住民に開かれた議会」をテーマに東京都立大学名誉教授で法学博士の兼子仁氏と、「多摩市議会の実践的議会改革」として多摩市議会議会改革特別委員長の安藤邦彦議員が講演をおこないしました。
多摩市議会の議会改革では、市民とともにいるつもりの議会が、実際には市民に知られていないことが、取り組んだアンケートの結果でわかり、実践的に議会改革に取り組んでいます。自治基本条例に対する議会としての修正を21箇所おこなったり、決算委員会での事業評価、議会改革特別委員会設置、そして議会基本条例制定への取り組みを進めています。
議会基本条例制定まで、議員だけの議論にせず、市議会として出前委員会を開催し、市民の意見や参考人からの意見聴取をもとに、市民が参画する議会、しっかり議論する議会を位置づけています。
多摩市議会の特徴は以下の3点です。
1.議会による事務事業評価
2.議論による創造的意思決定
3.市民からの政策決定
議会全体として政策を評価することの困難さはあります。決算において集中審査や評価の点数化、議会便りへの公表、行政側はどのように対応するか明確化することによって予算へ連動させることができるとのことでした。3点目のことについては、陳情や請願はやめて(市民の政策提案と捉えて)、議会として市民の提案を政策につくりあげることをすすめてきたと語ります。
前者の講演者のように、いかに開かれた議会にするのかが、いま問われている時だと思います。明日もありますので、この辺で。
【追記】
議会改革と言っても、行政をチェックする議員の権能が抑制されてはなりません。行政側がやりやすい議会になっては困ります。
最新の画像もっと見る
最近の「千葉市政・議会」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事