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今日25日、日帰りで島根県松江市の空き家管理条例について視察しました。松江市は一昨年、同条例を制定しました。中心市街地を「まちなか」として、空き家の活用と居住・定住促進の事業を進めています。
松江市は2008年の住宅・土地統計調査で、住宅戸数の14.9%にあたる12,090戸の空き家が存在するとされています。そうした中、空き家の活用促進のために2008年10月から「若年者まちなか住宅家賃助成事業補助金交付制度」で家賃から住宅手当を引いたものに上限1万円を助成したり、翌年8月からは「中古木造住宅取得等支援事業補助金交付制度」を実施して、固定資産税等相当額を5年間補助したり、改修や建替えの場合にも補助して、中心市街地ではさらに補助率の上乗せがあります。
こうした事業を実施しても空き家が増加するため、その適正管理と有効活用の促進で魅力あるまちづくりを推進するために、「松江市空き家を生かした魅力あるまちづくり及びまちなか居住促進の推進に関する条例」(通称:空き家管理条例)を制定したとのことです。