今日午後から、都市建設委員会の調査の一環で、我孫子市の送迎バスの空席を活用した高齢者等外出応援事業を視察しました。
我孫子市は東西に14キロ、南北に4~6キロという手賀沼と利根川に面した市です。我孫子市では、平成17年から、市内の自動車教習所や病院、大学などで運行している送迎バスの空席を活用して、高齢者や障がい者が気軽にお買い物や通院できるように外出応援を実施しています。
利用対象者は市内在住の65歳以上の方、障がいのある方で一人でバスの乗降ができ、または介助者同伴でバスの乗降に支障がない方となっています。利用時間は午前9時から午後5時までとなっています。市が発行する「パスカード」をバス運転者に提示して乗車します。どこでも乗れるわけではなく、事業者ごとに停留所があったり、提示すればどこでも乗れるようにしているところもあります。市は保険料負担と苦情や要望を受ける窓口となっているだけで、予算は約120万円ほどです。我孫子市は市内全域で運行しており、他で全域でやっている自治体はありません。視察に来られるのが多いとのことですが、なかなかひろがっていません。
事業者の負担や他の公共交通機関への影響(民業圧迫)が伺え、見直しを実施することが必要になっているそうです。苦労が伺えます。
一方、千葉市は、市営バスがないので公共交通は民間バス事業者に協力していただいていますが、採算が取れない路線は減便を余儀なくされます。先日、日本共産党花見川区委員会と病院局との懇談の際に、海浜病院として「千葉海浜交通バスに協力を依頼して、稲毛駅から海浜病院までの路線を病院利用者のために利便性を向上させた」とありました。こうしたことからも、やはり行政の果たす役割は重要です。
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