佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

市立海浜病院を視察しました





 今日は午後から市立海浜病院の視察を、中村きみえ市議(花見川区)、あぐい初美市議(稲毛区)と近隣の市民の方と4人で行いました。外来患者さんの受付から診療科の受診・検査・会計までの流れ、救急患者の受け入れと海浜病院独自の搬送のための救急車、一般病床、小児病床、NICU(新生児集中治療室)の状況、老朽化対策などの説明を受けました。
 コロナ前に視察して以降、久しぶりでしたので、1階では相談窓口での「がん相談」をプライバシーを確保するための個室が設けられていました。海浜病院では消防局の救急搬送への影響を少なくするため、転院(他の医療機関からの搬送や他の医療機関への搬送)のための救急車を配備し、DMAT対応の救急車両との2台で対応しているとのことでした。搬送には救急救命士2名と診療科医師1名が乗車しています。

 小児病床は通路の壁などにホスピタルアートが貼られており、病院は嫌なところと感じさせないように工夫され、壁も明るくされていました。プレイルームや長期入院の児童のための院内学級があります。NICUは21床でコロナ感染拡大の中では満床になり、断るケースもあったそうです。いまは落ち着いてきているそうですが、看護師や医師の体制の確保は引き続き課題となっています。
 小児科医の体制が厚く、整形外科や泌尿器科などの医師の体制が薄い課題については、県内でも千葉市周辺の自治体で小児科医が少なく、大学病院やこども病院では受け入れが困難な小児患者の受け入れを海浜病院が担っているという現状があります。他の診療科の医師をバランスよく配置することが引き続き課題であり、今後、増員が図られそうだという海浜病院事務局からの説明もありました。

 老朽化については、予防的に対策を進めているとのことで、備品を入れ替えるなどの対応を行なったり、外壁の崩落をさけるために鉄板で覆ってカバーする対応が行なわれていました。
 いずれにしても新病院の開院までに、民間病院では担えない政策的医療の継続・充実と、千葉市西部地域、美浜区に求められる整形外科などの高齢者医療の充実が求められています。
 説明いただいた関係者のみなさま、ありがとうございました。

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