佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

千葉市で働く会計年度任用職員の待遇改善を求めました




 非正規の地方公務員の約8割は会計年度任用職員となっています。会計年度ごとの1年契約を原則としている制度であり、再任用も可能としていますが、自治体の判断で再任用の回数を制限しているところもある中、「雇い止め」が広がることも指摘されています。千葉市の会計年度任用職員の状況は上の表にあるように、人数も職員に占める割合も増え、女性の割合は今年4月1日現在で84.7%と高いのが特徴です。今回は学校図書館指導員について報告したいと思います。
 学校図書館指導員の主な業務は、児童・生徒への読み聞かせや学習指導に要する図書の準備、学校図書館の環境整備や図書だよりの作成などを行なっています。勤務日数は原則として20学級以上の学校では、1校に週4日の勤務、それ以外の学校では2校に週2日ずつの勤務となっています。平均年収は218万円であり、昨年度末時点での平均勤続年数は約13年で、最も長く勤務している指導員は27年とのことです。読書活動に熱意があり、専門職として働きがいがある方が職に就いていることは想像できますが、給与は上がらず、勤務も2校になる方もおり、専門職である学校図書館指導員の報酬の引き上げと、業務に向き合えるよう増員を図ることを求めました。
 教育委員会は「今議会に提出している給与条例等の改正議案が可決した場合、来年度から報酬月額を引き上げるとともに勤勉手当の支給が可能となる。増員については現在、学校規模に応じた配置を進めており、今後も適切な配置に努める」と答えました。

 学校図書館指導員をされている方は「3年に1回は異動となり、同じ学校に5年くらい勤務することで仕事に打ち込める。2校勤務で、それぞれの子どもたちの図書への関心も違うし、学校の様子も見極めながら子どもたちに合った図書の選書を行なっている。他の学校で指導員が辞めれば、その波は自分のところに来る」ということで、熱意を持った指導員によって、支えられていると言っても過言ではありません。あらためて待遇改善と給与の引き上げを強く求めました。教育委員会は「人事委員会勧告に基づく一般職の給与改定の状況や、近隣市の給与水準を踏まえながら適切に対応する」と答えました。

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