goo blog 始めました。

思いつくまま、日々のあれこれを…。

YUKO Nurse こぼれ話mini 2

2024-02-07 11:55:00 | 医療
私が勤めるクリニックの初の試みだったのですが…

他院への研修出張なるものに行ってきました

研修先はうちのクリニックと同じ科になるのですが、お相手からの再三の要望を受け実施されることになったようです。

正直、院長からご指名を受けた時は、「私ですか?」と思わず頭真っ白になりました

でも、せっかくなので楽しんでこようと、若手を連れて挑んだ次第ですが…。

研修を申し込んでくるほどの意気込みのあるクリニック様ですので、素直に「スゴイ」と感動できる部分は多々ありました

守秘義務もありますので詳しくは書けませんが、施設内の工夫、患者様に対する心掛けについても学びは多かったですね。

正直この後の報告書にはうんざりしますが、嫌なことは先に済ませておきたい人間なので、クタクタになって帰宅後、家族にはお弁当を買って帰り、報告書A4を4枚分書き上げて、死んだように寝ました。

翌日出勤した私達に、院長からの報告の要求。
あとで報告書出しますと言いつつも、ほぼ口頭で報告した気がします。

さらに大きな課題まで吹っ掛けられた。

ま、なんと言うか。
貴重な経験をさせていただいたことに感謝しつつも、経営者というのは貪欲だなぁ…と思わずにいられない。

あと、他を見ることで自分の居場所の良さを知ったと言う部分もありますね。

この歳になると、過ぎる温度は辛くて…
ぬるま湯サイコーです笑

今回貴重な体験をさせていただけたことに感謝しつつ、次回は若手にお願いします!と声を大にして言いたいYUKO Nurseでした




YUKO Nurse こぼれ話mini

2024-01-18 19:37:00 | 医療
私の勤めているクリニックは、様々な患者様が来院されます。

それこそ、頭痛、眩暈、痺れ、意識消失などなど。

患者様やご家族からしてみれば、藁にもすがる思いでいらっしゃる事も重々承知の上で。

後から振り返ると、スタッフみんなが、
「大変だったよね〜」「でも憎めないよね〜」と話すようなそんなエピソードもたくさんあります。

そんな中で、最近のエピソードを一つ。

『お願い、救急車に乗ってください〜

叫びたくなるような出来事がありました。

てんかんか、認知か?
明らかに指示の入らない高齢の男性。

🧑‍⚕️「ここに座ってください💦」

👴「……」

無言で立ち上がって、ソワソワと歩き出す。

🧑‍⚕️「歩きたいんですね〜、ではちょっと歩きましょうか?」

👴「……」

無言で座る。

こんな風に、こちらの指示の真逆をいかれる。
その後も自由に動き回り、まともに検査もできない。
うちはクリニックなので、滅多に鎮静もかけません。
院長指示で総合病院への救急車移送を依頼。

🧑‍⚕️「さぁ!担架に乗りましょうか?」

👴「……」

無言で別方向へ歩き出す。
しかし看護師の誘導で救急車へ直接乗り込む形に。

🧑‍⚕️(よし!このまま救急車に乗ってくれれば…

祈るような気持ちで誘導します。
しかし、何を思ったか、先に乗った看護師をものすごい力で引きずりおろす。

救急車を掴んでグラグラ揺らす

結局、男性救急隊3人がかりで、患者様を救急車の中へ。

大声を上げたり、手を出されることはなかったのが救いでした。

救急車を見送った後は、その場にいたクリニックスタッフ全員で安堵のため息がこぼれました。

総合病院で精査を受けて、落ち着かれたらいいなぁ…。
そんな風に思いながらその日は終業しましたが、後から思い出すと、可愛いおじいちゃんだったなぁ…。
穏やかな状態のお姿を拝見したいと思ったYUKOでした。



YUKO Nurse こぼれ話4

2024-01-08 14:54:00 | 医療
穏やかな連休を過ごしています。

昨日は副業を頑張りました。
◾️記事作成(新規クライアント様・テスト)
◾️シナリオ作成(7000文字)

そして今朝は少し寝坊してからの家事。

掃除の要となる掃除機がポンコツで、苛立ちMAXで新しい掃除機を購入しにいきました。

ダイソン(3万円!欲しい…けど高い)の隣のアイリスオオヤマ(1万円)の充電サイクロン式を選択。

帰宅後は、乾燥機済みの洗濯物をたたみ、ようやく手が空いてブログを書いてます。

今日は医療ブログの方なので、早速本題に入りましょう。

今回は眩暈について少しお話しします。

眩暈の表現は様々です。 

・ぐるぐる回るような眩暈
・フラッと一瞬起こる眩暈
・揺れるような眩暈
・船酔いのような眩暈

個人の感じ方で、眩暈の表現は変わります。

いづれにしても、眩暈が起こっている時にすることは、一つだけです。

頭を動かさず、眩暈が治るまで安静に過ごす

これに尽きると思います。

眩暈の原因も様々です。

・脳の血流が悪い
・内耳に問題がある
・心臓に問題がある
・ストレス
・頸椎が悪い
・貧血

これ以外にも様々な原因が考えられます。
放置していい症状ではないので、早めの受診をお勧めします。

眩暈が酷く嘔吐を伴う時は、無理をせず119
救急車を呼んでくださいね。

脳外科的に、これまで眩暈で受診された方で緊急性があった例も多くあります。

・脳梗塞
・脳腫瘍
・脳出血
・慢性,急性硬膜下血腫

等の、脳の器質的変化によるものです。
ただの眩暈と侮るなかれですね。

前述しましたが、眩暈が起こっている時は、安静が1番ですよ。

それでも続く時は、病院に相談してください






YUKO Nurseこぼれ話3

2024-01-05 21:44:00 | 医療
仕事開始から2日経過しましたが、クリニックは連日多くの患者さんが来院されました。

特に目立つのは、年末年始で帰省された息子さんや娘さんが、高齢のご両親に久しぶりに会って気づかれるパターン。

つまり、物忘れの発覚ですね。

電話やLINE越しでは、その変化に気づかず、接することで気づかれる方も多いようです。

私が働くクリニックでは「認知症」の相談に来られたときは以下のような診療の流れをとっていますね。

①予診(看護師が本人、家族にそれぞれ話を聞く)
②長谷川スケール(簡易テスト)
③医師の診察
④画像検査
⑤本人(MMSEなどの追加検査)
 ご家族(MEDE-C)
⑥結果説明
⑦看護師からの後フォロー(薬の説明、介護認定等のサービスの説明等

ザッと、このような流れになります。

数年前から道路交通法の法改正に伴い、高齢者の方の運転免許更新時の認知検査が義務化されましたよね。

この認知検査で、物忘れのチェックが入り、医師の診断書がないと免許証の更新ができないといわれ、診断書希望で受診されるケースも増えましたよ。

いずれにしても、医療側から一つお願いしたいのは、物忘れのご相談に受診される時、必ず普段の様子が分かるご家族の方と来ていただきたい。

高齢者様ご本人様だけで来られても、正しい聴取もできませんし、お薬が必要な状態であっても、お薬を処方することができないのです。

ご家族からの聴取と、治療に向けてのフォローアップは、本人・ご家族・福祉・病院との連携が必要です。

もし、ご両親に物忘れの兆候があり、病院受診をしたいとお考えであれば、ご家族様は病院へ送り出すのではなく、是非ご一緒に来院していただきたいと思うのです。








YUKO Nurseこぼれ話 2

2024-01-03 17:57:00 | 医療
こんばんは。
明日からいよいよ仕事始め。
休み癖がついて体が重たいYUKOです。

昨日頭痛について少し書きましたが、実は私は片頭痛持ちです。
昨日でいうところの一次性頭痛ですね。

片頭痛は『頭の血管の拡張と炎症により痛み物質が放出されることが原因』で起こると言われています

最近は片頭痛という言葉もポピュラーになってきましたよね。

片頭痛の特効薬トリプタン製剤を始め、片頭痛の予防効果のあるCGRP、中枢に直接作用し頭痛を鎮めるレイボー等、治療法も様々です。

うちのクリニックでは、患者さんの生活スタイルに合わせて、いろいろ提案させていただいています。

こんなふうに治療法はいろいろ開発されてきても、頭痛って病院に行くほどでもないしな…」とか、「市販薬で効くし…」と考える人も実は多いんですよね〜

そんな方達に、幾つか気にして欲しいことがあるんです。

1.いつもの頭痛と違う痛みが続く。
2.鎮痛薬が効かない。
3.月に10日以上、市販薬を飲み続けている。

※3.は半年〜それ以上

1.はニ次性頭痛の危険性がある。
2.3は1の危険性に加えて薬物乱用頭痛の可能性がある。

いずれにしても頭痛なんてと軽く考えずに、1日自分の身体の為に、時間を作って頭痛外来のある脳神経外科を受診してみてくださいね。

YUKOの場合の頭痛対処法
1.部屋を暗くして静かな場所で寝る。
2.痛む部分を冷やす。
3.頭痛がひどくなる前に鎮痛薬を飲む。

他にも片頭痛の対処法はありますが、私は主にこんなふうに対処してますね。

頭痛に限らず身体のどこかに痛みがあるのは通常ではないということです。

大切な貴方の身体を、誰よりもまず自分が大切にしてあげてくださいね。