天使よはばたけ
著 / 川津祐介
国土社
1996年11月30日初版発行
君がもし自殺を実行したら、おそらくあの意識奔流に、
君は飲み込まれてしまうだろう。
そして長い間、あの無明の闇の「あの恐怖感」を味わい続けることに
なるだろうと思う。
数千年、数万年の間。
それはさけて欲しい。あまりに辛すぎる。
(中略)
「神様、ごめんなさい。どうかどうか、
僕の身体に帰らせてください」
そう祈るしかなかった。
***
からかったり、いじめたりする方にとっては、
ただの面白い「遊び」であっても、
からかわれいじめられる方にとっては、
生きるか死ぬかの問題になってしまう。
そのことを、ぼくはいじめられる側として体験させてもらった。
***
君はいま「自分がいじめにあっているのは、悪いいじめっこに
出会ってしまったから」と思っているのかもしれない。
(中略)
しかし、相手から見れば、イライラさせる君のせいで問題が起こっている。
そう思っているかもしれない。
本を整理していたら、数年ぶりに出てきました。
この方の体験談と思い(考え)を
色々な形で書かれています。
感じ方、受け止め方は人それぞれと思います。
それぞれに必要(良い)と思う部分(があれば)を
受け取って行けばよいのではないかと思います。