
ビデオカメラ(ハイビジョン夢海ちゃん7号)を買いました。
今まで使ってきたのは、宮島水族館帰りに広島で買って、新屋島で初めて使ったテープ式のハイビジョンビデオ。今まで使った中では珍しく、約2年半の間ノントラブル(当たり!)でした。しかしながら、使用頻度からすると(経験上)寿命は約3年。2年を越えた辺りから故障が出て、1~2万円程度の修理を経て、修理後半年程度で別の故障が出ます。テープ式のハイビジョンを再生するためには、このビデオが壊れてしまっては困るので、故障が出る前に使用頻度を下げて、このままで長持ちさせようかと思っています。
現状、まだテープ式のハイビジョンビデオはありますが、メモリタイプに置き換わってきていますし、遅かれ早かれテープの需要は少なくなり、価格が上がったり、手に入り辛くなってしまうでしょう。なので、しばらく前から早めの買い替えを検討しておりました。
それで、暗さや手ブレに強いとされるビデオカメラを買いました。
写真撮影においても、一眼レフレベルとは行かないものの、レンズ性能からしてもコンパクトカメラを超えていると思われます。これで“身軽”に旅が出来そうです。
でもって、買ったばかりで試し撮りの為、ナイトズーに来て見ました。
まだ使い慣れておらず、いろいろさわりながら撮ってみました。まだ、思うように扱えませんが。

前回のナイトズーでも同じものを撮っていますが、明らかにノイズ感が少ないです。反面、滑らかと言えば良く聞こえますが、のっぺり感があるんですけどね。贅沢ないちゃもんみたいなものですけど。2~3年もすれば、驚くほど進化して行くものです。

サーチライトのような灯りでしたが、結構太陽光っぽく写っています。
今まで、ソニー1、キヤノン4、パナソニック1台使ってきました。
色味が一番ナチュラルなのが、キヤノンだったので、おのずとキヤノンが一番多く使ってきたのですが、今回は水族館で使うことを前提に検討した結果、やや青味がかるのですが、ノイズ感を一番押さえ込んでいるソニーにしました。パナソニックも良かったのですが、やや色味があっさりし過ぎている(パナソニックらしい)のと、歩きながら撮る事も多い自分の撮り方からすると、3次元手ぶれ補正は秀逸の出来。←現状ではね。
キヤノンは一クラス上の画質。地デジレベルのソニーとパナソニックに対し、BSデジタルレベルの画質が売りのキヤノン。結構な事なんですが、私の使っているテレビがフルではないハイビジョンなので、地デジレベルで充分だったのです。
テープ式ではない初めてのビデオ。どの位持つものなんだろう。未知の世界ですよ。
撮ったビデオは面倒ですが、Blu-rayに落とします。老後の楽しみに。

遠くにいる動物も今までより少し大きくなった12倍ズームで寄って見ました。
マイクも設定次第でズーミングするんですが、以前使ったことのあるビデオでもできました。
これは、違和感があって気持ち悪いです。画像は大きくなっても、遠くにいる事を感じ取れるので、マイクはズーミングさせません。
ちなみにビデオは一眼などのカメラよりずっと接写できます。マクロレンズでもかなわない。
キヤノンとソニーは、ワイド側でほぼ0センチまでピントが合います。パナソニックはわずかに間が開きますが、普通に使う分には何の問題もないものです。私の場合、水槽にへばりついたヒトデやナマコの口の動きをとるのが大好きなので、実はパナソニックが選択肢から脱落した原因はここにありました。

目の前に来てしまったので、暗いんですが、やや薄暗い水中を泳ぐペンギンが結構きれいに写ってくれます。それなりに夜らしく、でも見やすい。

この解説板には照明が当てられていないんですよ。回り全体が薄明るくはなっていたんですが、肉眼ではよく読めなかったんです。ビデオのモニターを見てちょっと驚きました。
赤外線を当てて撮影したり、ライトを当てる事も出来ますが、ストロボも含めて、私は基本的に動物には光を当てません。暗くて写らない場合はあきらめます。

ナイトズーなので、ほとんどはナイトモードで撮っています。手持ちで。
動きのあるものには追いつけない場合もありますが、じっとしているものに対しては、ノイズ感が少なく、3次元手ぶれ補正はなかなかの秀逸ものでした。
薄暗い場合の多い水族館には、現状一番適しているような気がしているビデオカメラです。
買った後で、このビデオのCMを見ました。なんか、“水のない水族館をつくろう”とか言ってる。