2024年11月30日、東京・WWWにて開催された蓮沼執太のソロライブ「SCP」。"Sing"、"Club"、"Piano"という3つの異なる音楽性を一度に体験できる意欲的な公演となった。
第1章:バンドアンサンブルで魅せる「Sing」
イトケン(Dr)、石塚周太(G, B)とのトリオ編成で展開された最初のパート。「the unseen」から始まり、新曲「土 1234」「Co Hello」など、ミニマルでありながらも独特な世界観を持つ楽曲群が披露された。特に「土 1234」では「土に生きてる みんな すべて」というリフレインが印象的だった。
第2章:エレクトロニクスの饗宴「Club」
ミラーボールの光が印象的な第2部では、モジュラーシンセを駆使した立体音響パフォーマンスを展開。新曲「Pragma」や坂本龍一との共演曲「Silentium」など、時空を超えた選曲で観客を魅了した。2007年の懐かしい楽曲も織り交ぜられ、蓮沼の音楽的軌跡を感じさせる構成となった。
第3章:原点回帰の「Piano」
フィナーレを飾ったピアノパートでは、360度観客に囲まれる独特の空間で、柔らかな音色が会場を包み込んだ。「wannapunch!」から「HER」まで、ピアノという楽器の可能性を存分に引き出したエンディングとなった。
まとめ:3つの顔を持つアーティストの真骨頂
「SCP」は、蓮沼執太という一人のアーティストが持つ多様な音楽性を余すことなく表現した意欲作といえる。バンドアンサンブル、エレクトロニクス、そしてピアノソロという異なるアプローチで、観客を2時間弱の音楽の旅へと誘った稀有な公演となった。
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