今日は先日お義母さんから貰った2年の金柑の木を植えることにしました
以前から、マイホームを建てる前から、マイホームなんて夢のまた夢って思っていた時代から、もしマイホームを建てる事ができたら庭に金柑の木を植えたいと思っていました
なぜそんなに金柑の木にこだわるのかと言うと、僕がまだ小さかった頃の思い出の中にあります
小学校の冬休みとかお正月など長期の休みになると、母と兄と3人で電車に乗っておばあちゃん(母方)の家によく行っていました
2時間以上かかる電車の旅でしたが、いつも嬉しくて嬉しくてワクワクしていました
そのおばあちゃんの家には、庭に色んな木が植えられていておじいちゃんが手入れをしていました
その中で、小さくて黄色い実がたくさんなる金柑がとても印象的でした
金柑の匂い、かじった時の味など、小さい頃の思い出として強く残っています
実をぼじったり、いくつか集めて遊んだり、大阪に住んでいた頃はめったにお目にかかれなかった金柑の木に興味津々でした
夜になると、おばあちゃんが僕らを寝かしつける為に、「早く寝ないと金柑の木の裏から妖怪が出てきて足の裏を舐めにくるよ」って言うんです
その妖怪に足の裏を舐められるとそこから毛がはえてくるんだって!
小さい頃はテレビで「ゲゲゲの鬼太郎」とか見ていたので、おばあちゃんの言葉がとてもリアルでした
すぐ布団にもぐって寝てました
ちょっとそれましたが、そんなこんなで金柑の木は僕にとって少し特別な木なのです
金柑の木をみると、大好きだったおじいちゃん、おばあちゃんの事、その家の事などを思いだします
あの頃の気持ちを少しでも覚えていたい、いつまでも忘れずにいたいと思います
僕にとって庭に金柑の木を植える事は
遠い昔に忘れてきた物を見つけ出すような、自分の中の失った大切な何かを取り戻すような、そんな意味合いがあるのです
今日を記念日にしよう
2012.1.17 2歳の金柑の木 -植樹-
強く根付いて元気に育ってください
冬に実がなるといいなぁ