今日の本紹介

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本紹介16「モンテクリスト伯 上」

2020-11-14 11:14:00 | 日記
今の自分の人生における原動力となった珠玉の一冊❗️堕ちた者に再生は可能なのか。これについて考えさせられることが今でもある。人生は自分の意思で突き進んでいくもの。そして他者を蹴落とし貶めた者には鉄槌を降すべきという感情の可能性を説いた一冊。後日続編も紹介。

『モンテ・クリスト伯 (上) (岩波少年文庫 (503))』の感想

文章が持つ訴える力が抜きん出ていた。読んだだけでも情景が想像でき、まるで自分が主人公になったかのような気分になる。人間の欲や葛藤が忠実に描かれており、登場人物全員に共感できる部分がある。復讐、運命について考えさせられる名作。

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本紹介15「ラットマン」

2020-11-10 13:23:00 | 日記
ラットマンとはとある有名な絵のことで、全く同じ絵が片方は人の顔の横に、もう片方は動物の絵の横に書かれています。
すると、人の顔の横だと人の顔に見えて、動物の横だとネズミに見えます。
これは『見る』、『聞く』などの行動は前後の刺激によって知覚の結果が変わってしまうことに起因していて、本書で重要な意味を持ちます。ラットマンとはとある有名な絵のことで、全く同じ絵が片方は人の顔の横に、もう片方は動物の絵の横に書かれています。
すると、人の顔の横だと人の顔に見えて、動物の横だとネズミに見えます。
これは『見る』、『聞く』などの行動は前後の刺激によって知覚の結果が変わってしまうことに起因していて、本書で重要な意味を持ちます。

人間の脳の盲点を追求したヒューマンサスペンス。2つの事件を同時に追憶するスリリングな手法は刺激として一級品である。
ちょっとした勘違いや誤解というのは、後に運命を左右する大いなる要素であることを考えさせられる話。

『ラットマン (光文社文庫)』の感想

最後まで核心に辿り着けなかった。人間は少しのことで誤解したり勘違いをして人間関係がガラリと変わってしまうことがある。その認識の差異を「ラットマン」に例えた作者は人生経験が豊富なのだと思う。最大の伏線はあのイラストに集約されていたことに最後まで気づかなかつたのは、十年来の親友のさりげなさが投影されていたからだろう。

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本紹介14「ニホンブンレツ」

2020-11-09 12:56:00 | 日記
山田悠介作品お馴染みの、なさそうである話。東日本と西日本の争いが激しさを増し、東西に巨大な壁が建つ。完全に日本が二国化してしまう話。
 関東は、関西は、と議論になることが多いが、それはこういった未来を助長するものではないかと少し怖くなった。エスカレーターの立ち位置が違うというしきたりはこの分裂のほんの初歩的なものである。
未来は不安でいっぱいですが、ともに生きましょう。
『【文庫】 ニホンブンレツ (文芸社文庫)』の感想

県民性がどうのこうのと時折話題の種になるが、それが肥大化するとそうなってしまうのだろう。運が悪いことに、西日本首脳はともかく、東日本知事の県民愛が強すぎるあまり、主人公達を引き裂いてしまったと思うとやりきれない皮肉である。

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本紹介13「名のないシシャ」

2020-11-06 13:19:00 | 日記
運命とは優しくも残酷であるが、出会えたことに意味があると教えてくれた物語の1つ。人に与えることで自分も与えられるということを学んだ。これを読んだあなたはきっと何かを大切にしたくなるはず。是非読んでいただきたいです。

『名のないシシャ (角川文庫)』の感想

どれだけ時間が経っても変わらない大切なもの。無垢な友情。これを教えてくれた気がした。思い出を覚えている限り、ある意味人は永遠に生き続けることができると思った。とにかく感動した。

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本紹介12「ヴァイオレットエヴァーガーデン上」

2020-11-04 16:34:00 | 日記
アニメで人気を博した有名作品。とにかく読んで欲しい。心が疲れた時はこれを読んでください。生きる希望が見い出せます。何故ならこの本は教えてくれるからです。世界は素晴らしいのだということを。

続編も後々紹介します。

『KAエスマ文庫 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 上巻』の感想

とにかく涙が溢れて止まらなかった。アニメが今有名だが、小説では、物語の順序が違う。そのため見方が若干変化するが、その差異を見つけていくのがたまらない。過去編は2人の視点から語られるため、ディテールが重厚で、感動度合いがまるで違う。尺に囚われない小説ならではの魅力が溢れている。

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