労働組合法制定記念日にちなんでの本紹介。パワハラ、セクハラ、マタハラなど、上司からの様々な嫌がらせに耐える子羊に向けて放たれた一縷の光とも言える小説。
世の中には他者を好き勝手に食い物にして横暴をはたらいている輩が少なからず存在する。そういった現実を教えてくれる社会の入門書でもある。
日当たりを歩んできた理想論者には少々酷かもしれないが。
「世の中は、お前が思っている以上によっぽど残酷なんだ」
テレビドラマ「家族ゲーム」の主人公.吉本荒野の名言。それを如実に表していると言えるだろう。
だからこそ自分自身が強くなり、立ち向かうしかない。人の姿をした悪魔に搾取されないためにも。
『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います (集英社オレンジ文庫)』の感想
勧善懲悪がベースとなっている。オチはなんとなく想像できるが、早く懲悪されてほしいがために、痛感さを求めるがためにストレス無く読み進められる。
しかし、世の中にはこのような悪党がいるのかと疑ってしまうくらいのクズっぷりを発揮する豚野郎共。天気が悪くても〇〇したくなるかもしれない。
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