今日の本紹介

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本紹介21「キリン」

2020-11-27 13:20:00 | 日記
デザイナーベビーが問題視されている昨今に一石を投じる不朽の名作。これを読み、力とは何か、不幸とは何か、ということを深く考えた。前向きな気持ちは道を切り開く力があることを思い、自分も努力をし続けようと決心しました。未来が明るくなるその日を信じて。

『キリン (角川文庫)』の感想

遺伝子云々より個人の努力が大事ということ、人間万事塞翁が馬という作者の伝えたいことがはっきりわかった内容だった。考えなければ不幸にはならないということを改めてわかった。

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本紹介20「動物農場」

2020-11-24 13:25:00 | 日記
オーウェルが社会へ警鐘鳴らした渾身の1冊。ロシア革命を皮肉たっぷりに風刺し、ヒエラルキーの形成構造を端的に著した知恵の書である。
スクールカーストなどをはじめとするピラミッド型ヒエラルキーはいかなるものか。権力が集まるのはなぜいけないのか。童話を元に学ぶ社会風刺物語。

『動物農場 (角川文庫)』の感想

ヒエラルキーの形成段階が客観的に共感できた。ルールというのは権力者の都合の良いように制定される。宗教も然りである。世界や社会に平等は訪れないと悟った1冊。

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本紹介19「魔界の塔」

2020-11-23 17:06:00 | 日記
一言でいうとゲームホラー作品。某人気アニメを彷彿とさせる内容となっている。ゲームだからといって現実でのモラルを無視し続けた子供が大人になり犯罪を犯す。その悪い弊害例をなんとなく思い出してしまった。ゲーム内でのある現象が生身の体に影響を及ぼすとしたら....そう考えるとゲームであっても多少のモラルは守ろうと思ったりもした。ちなみに悪い弊害例の話はストーリーにはあまり関係ない。

『魔界の塔 (幻冬舎文庫)』の感想

常に頭の中に疑問符が浮かんでいた。先が知りたくなる衝動を煽るのが上手いのは山田悠介氏の特徴であり、扱う内容も若者が共感しそうなもので統一されている。これもその1つ。某人気アニメを彷彿とさせる。

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本紹介18「15歳のテロリスト」

2020-11-20 13:25:00 | 日記
15歳の少年が起こしたセンセーショナルな事件。少年の心に何があったのか。そして周りの人間の思惑が絡み合い、底知れぬ悲劇が露わになる。少年犯罪の悲しみとは何か。
多感な時期を過ごした者にこそ刺さる慟哭ミステリー

『15歳のテロリスト (メディアワークス文庫)』の感想

多感な時期の少年の心の葛藤が手にとるようにわかった。決して他力本願なわけではないが、周りの環境や人間、大人達によって、人生や人格は大きく変わってくると思った。そう考えるとそれに関わる人間達の責任は大きいと思った。今の自分が普通に生きていられることに感謝するきっかけとなった。

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本紹介17「逃亡者」

2020-11-17 13:37:00 | 日記
中村文則氏の総合傑作!全ての哲学がここにある。真の多様性とは何かを学びました。この小説のテーマの一つ、「公正世界仮説」は、コロナ禍の今にぴったりのテーマで考えさせられました。是非読んでいただきたいです。
「1週間後、君が生きている確率は4%だ」

『逃亡者』の感想

潜伏キリシタンの生き方に圧倒された。意思の強さが歴史、物語を作るのだと思った。また、キリスト教徒の蛮行や邪と重ね合わせ神とは何か?という問いは教団xをも上回る。運命の不条理を語るパートは掏摸を連想させる。
「いつか書くと決めていた」。
この言葉が全てを表している。

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