https://www.amazon.co.jp/dp/B07MHB32VT/ref%3Dcm_sw_r_tw_dp_E7E2YCYWNK89JE3M80RR
読了しました。
読んだ後にため息とともに本を置く、そんな物語でした。
今回は Kindle Unlimited による購読です。
第一次世界大戦が数十年も続いている世界。
科学技術は開戦時からほとんど進んでいない。
そんな世界で、英国の空を守る少年たち。
彼らが操るのは奇蹟の機関、エーテル機関で駆動する無尾翼機、D7Aだ。
D7Aに乗機する少年の1人、スノウホワイトは、ある夜、夢を見る。
それから少年の身に起きる様々な出来事。
緻密で美しく、そしてどこか残酷な物語……
この物語を読んでいて、主人公の少年のコールサインや、緻密に描かれる空戦機動から、わたしは神林長平先生の著作「戦闘妖精・雪風」を度々思い起こしました。
しかし、この物語は「戦闘妖精・雪風」とは全く違っていました。
似ているのは、しっかりした設定と、それに裏打ちされた、まるで映画でも見ているかのようなストーリーテリング。
違っている点は、儚さと美しさです。
残酷なほどに儚く美しい物語でした。
読み終えて、ため息とともにページを閉じました。
とても面白かったです。
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