たわ言、泣き言、独り言 時々新刊案内

キス

「キス」(高遠 琉加, 2020/5, Kindle版)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0887QWK5R/ref%3Dcm_sw_r_tw_dp_BXDDEKG0T3VFYRATJKS2

読了しました。
20分ほどで読めるBL短編です。
キスすることで相手に死をもたらす天使、あるいは死神。
夜の街を彷徨う彼は、絶望の気配に呼ばれて路上に横たわる男と出会います。
彼はいつものように男を死に誘おうとしますが……

男と暮らすことになった彼。
彼は人を死に誘うこと以外には全く無知で、そんな彼と男との生活が描かれます。
男と暮らしていく中で、彼にとって男の存在は大きくなり……

舞台が夜の街から始まるせいでしょうか、モノトーンな印象を受けます。
その中で、卵の黄身の黄色と、ケチャップの赤色が印象的でした。

シャープに研ぎ澄まされた刃物のような物語でした。
面白かったです。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「読書感想文」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事