https://www.amazon.co.jp/dp/B084P439ZK/ref%3Dcm_sw_r_tw_dp_G0T6JMV6KCAEWXP49YTK
読了しました。
30分ほどで読めるBL短編です。
失恋旅行に来た主人公は、森の中で朽ちかけた洋館を見つけます。
そこで出会った温和な紳士とのふれあい。
それは別れた恋人との関係を見直させるものでした。
旅から戻った主人公は、忙しい日常に忙殺されるのですが、そんな中、紳士と同じ名前の男性と出会います。
そして……
主人公は何かに餓えていて、その答えを求めてあがいているように見えます。
その姿が、砂漠に忽然と現れる湖に住む魚、つまり表題の「砂の魚」に結びつくのです。
過激な性描写も無く、全編を通して何か暖かいものに包み込まれているような印象を受けました。
それは、筆者の登場人物たちに向ける眼差しでしょうか?
ふんわりした不思議な読後感の物語でした。
面白かったです。
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