福岡県の耳納山の山麓
暗く細い道の先に
訪れる人を待っていたかのように現れる
壮麗な枝垂れ桜に驚きました。
ここはお寺の飛地で
「法華原庭園」として親しまれている場所です。
約60年前に門徒さんが
山梨県の身延山久遠寺を参拝し
「全国しだれ桜10選」の種を持ち帰って育てたそうです。
現在は高さ約10メートルに成長
地域の人は「身延桜」と呼んで大切にしています。
ここでは花見の宴は見かけなくて
それぞれが夜の散歩を
静かに楽しんでいました。
地面まで届く枝に咲く花は
ほの白く 美しくて
枝の下に座ると
まるで しんしんと
花が降ってくるような…
静かな花冷えの夜でした^^